KoRnのジョナサン・デイヴィスは、デビュー・アルバム『KoRn』に収録されている「Daddy」を「二度と歌いたくない」と語っています。この曲はジョナサンが父親からの虐待などに関する自身の家族問題について綴った曲。ライヴでは長年演奏されませんでしたが、2015年のデビュー・アルバム20周年記念ツアーで演奏しました。それ以降は演奏していません。
この曲は、ジョナサンにとって歌うことがとても難しく、レコーディング中にスタジオで泣き崩れたという。
ジョナサンは英Metal Hammerの新しいインタビューの中で、こう話しています。
2015年以前にこの曲を演奏しないことを決めたことについて「長い間、ライヴでやることを世界から奪ってしまったような気がしたんだ」と言い、「あのアルバムの20周年記念に僕らを見に来てくれた熱心なファンに対して義務があるような気がしてやったんだけど、でももう二度とやりたくない」と話しています。
「このアルバムのツアーをやって、このアルバムがいかに暗いものかを思い知らされたよ。(1998年の)『Follow The Leader』に入ると、よりグルーヴを重視したものになった。感情はあるけど、最初のアルバムで捉えたような特別なダークさはないんだ」
2024年にはデビュー・アルバムから30周年を迎えますが、KoRnが「Daddy」を再び演奏することはないだろうと彼は付け加えています。
「もう二度とやりたくない。難しかったし、自分にもできるということを証明するためだったと思う」