1969年7月、バリケード封鎖された早稲田大学構内で行なわれた山下洋輔トリオの演奏を収めたライヴ・アルバム『DANCING古事記』が52年ぶりLP再発売決定。また“モハメド・アリ×山下洋輔トリオ”の奇盤『April Fool〜キャシアス・クレイの死ぬ日』がオリジナル盤どおり50年ぶりにLP再発されることも決定しています。いずれも12月7日発売。トレーラー映像あり
■山下洋輔トリオ/DANCING古事記 [LP]
1969年7月、バリケード封鎖された早稲田大学構内で行なわれた山下洋輔トリオ(W/森山威男、中村誠一)の壮絶な、壮絶としかいいようのない演奏を収めたライブ盤。当時、(唐十郎・状況劇場から独立したばかりの)麿赤児と作家デビューしたての立松和平の自主制作LPとして発売、そのオリジナル盤どおり52年ぶりLP再発売。アジ演説(A1)から始まり、それをぶった切るかのようにスタートする山下洋輔永遠のテーマたる「テーマ」(A2)は高速/爆音/疾走/音の洪水なるスイングが15分、山下得意の肘打ち連発!中村誠一作「木喰」(B1)は、そのソプラノがスピリチュアルに響き渡るバラードに始まり、しかし狂宴の乱へ。そして全てにおいて疾風怒涛の森山威男のドラミングの凄まじさたるや。異様なハイテンション60年代新宿を代表し昭和の熱い時代を切り取った一大ドキュメント。
A 1. アジテーション
2. テーマ
B 1. 木喰
山下洋輔 ピアノ
中村誠一 サックス
森山威男 ドラムス
1969年7月 早稲田大学
■山下洋輔トリオ/April Fool〜キャシアス・クレイの死ぬ日 [LP]
「家畜人ヤプー」出版、ネッシー騒動、オリバー君フィーバー、アントニオ猪木×モハメドアリなどをプロデュースした戦後最大の‘虚業家’康芳夫を全権プロデューサーに、「話の特集」編集長矢崎泰久が構成した世紀の奇盤、オリジナル盤どおり 50年ぶりLP発売!1972年4月武道館で行なわれたモハメド・アリ対フォスターのドキュメント(来日記者会見、インタ ビュー、試合実況など)の中に、山下洋輔トリオ(W/森山威男、中村誠一)の演奏(「クレイ」「サンドバッグ」「ケイコタン」「ラフィング」など全6テイク)が入る先鋭的コラージュ作品。
A
1 ”モハメド・アリ” コール
2 クレイ
3 モハメド・アリ vs マック・フォスター戦 発表記者会見NYベニハナ
4 サンド・バッグ
5 モハメド・アリ自宅でのインタビュー
6 ケイコタン
B
1 来日記者会見
2 ラフィング
3 アリへ ロッキー青木の質問
4 クレイ
5 フォスター戦計量記者会見
6 クレイ
7 "キャシアス・マーセラス・クレイII" 奴隷ネームを葬る10カウント
A-2, 4, 6 B-2, 4, 6 山下洋輔トリオ
山下洋輔 ピアノ
中村誠一 サックス
森山威男 ドラムス