Brian Johnson / The Lives of Brian
AC/DCのフロントマン、
ブライアン・ジョンソン(Brian Johnson)は自伝『The Lives of Brian』の中で、2014年にバンドメイトの
マルコム・ヤング(Malcolm Young)が認知症のためにバンドからの脱退を余儀なくされたときのこと、そしてマルコムが2017年に亡くなったときのことを語っています。抜粋が英Classic Rockで公開されています。
「彼が64歳の時、長年闘い続けてきた認知症がついに限界を迎えた。本当ににひどい日だった」
「2014年にマルコムがAC/DCを脱退したとき、バンドの心臓は鼓動を止めた。今日に至るまで、言葉にできないほど彼が恋しい。彼は、バンドメンバーのパフォーマンスからクルーの健康状態まで、決して見逃さなかった。彼がどうやったのか俺にはわからない。彼は悪魔を持っていたけど、それをやっつけたし、見事に打ち負かした。彼のギタープレイは見事なものだった。そのパワフルなサウンドの裏側には、音楽評論家には決して理解できない繊細さがあった。ステージで彼の右側に立っていた俺は、ただただ感嘆するばかりだった。でも、彼は褒められて喜ぶような人ではなかったから、俺はほとんど感嘆の声を上げず、胸に秘めていた。
アンガス(ヤング)が悲しみに打ちひしがれているのを見るのは辛かった。彼とマルコムは双子ではなかったが、そうだったかもしれない」