Eddie Van Halen and Chris Cornell
エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)と
サウンドガーデン(Soundgarden)の
クリス・コーネル(Chris Cornell)は友人で、いつかコラボレーションしたいと考えていました。実際にコーネルの楽曲でコラボする寸前まで行ったことがあったと、クリス・コーネルのギタリスト、ピート・ソーンが語っています。ソーンは、コーネルの楽曲でエディが演奏しているテープが「エディの5150スタジオのどこかにある」と語っています。
ドン・ヘンリーらとも仕事しているソーンは、最近出演した『The Mitch Lafon and Jeremy White Show』の中で、このコラボレーションについて話しています。
「彼らは90年代後半から2000年代初頭にかけての仲間で、エディはいつもクリスと音楽的に何かやりたいと思っていた。エディは彼の声が大好きで“俺は彼が大好きだ。いつも何か一緒にやろうと話していた”と言っていた」
そして、コーネルが2009年にリリースしたソロ・アルバム『Scream』に取り組んでいた時に、そのチャンスが訪れそうになったという。
「アルバムのタイトル曲である“Scream”と“Long Gone”では、スネアドラムにブラシをかけたり、アップライトベースを使ったりして、アコースティックギターを弾きながら、いくつかのヴァージョンを制作したんだ。クリスはそれを聴いて“いいね”と言ってくれた。そのあと、彼は僕を見て“もしエディにこの曲を演奏してもらうとしたらどう思う?”と言った。僕は“ほんとに?”という感じだった。そうしたら彼は“じゃあ、彼に連絡を取ってみるよ”って言っていた」
その後、ソーンはエディの5150スタジオでエディに会うことになり、エディに「Scream」を聴かせます。エディはギターパートを録音するなど貢献しましたが、このヴァージョンは完成せず、最終的に正式なコラボレーションは実現しませんでした。
「完成はしなかったけど、でも、彼は間違いなくそれに取り組んだんだ。(最初に会ってから)数週間、僕はそこに行き、彼が演奏しているのを聴いた。僕はそれを聴いて“こんなことが起こるなんて信じられない。僕とエディが作った曲なんだ”と思っていた。そのあと、クリスのヴォーカルが入ることはなかった。そういうことだったんだ。エドはちょうどその頃、ヴァン・ヘイレンの次のアルバムの制作で忙しくなっていて...結局、完成することはなかったんだ」。
コーネルは2011年から2012年にかけて行った『Songbook』ツアーで「Scream」のアコースティック・ヴァージョンを演奏していますが、ソーンは「あれはエドが参加しているヴァージョンではない」と話しています。ソーンは、エディが参加しているヴァージョンは「5150スタジオのどこかに24トラックのテープがあるはず」と話しています。