「Oldies But Goodies(古いけれでもいい曲)」という言葉を創り出した米ラジオDJのパイオニア、アート・ラボー死去
2022/10/11 16:05掲載(Last Update:2022/10/11 17:21)
Art Laboe
「Oldies But Goodies(古いけれでもいい曲)」という言葉を創り出し、いい音楽は時代を超える不変の価値があるということを広めた、米国のラジオDJのパイオニア、アート・ラボー(Art Laboe)が死去。AP通信によると、10月7日の夜、肺炎にかかった後、カリフォルニア州パームスプリングスの自宅で亡くなっています。亡くなるまで現役で、つい先週、最後のラジオ番組を制作してました。97歳でした。
アート・ラボーは1925年8月7日ユタ州ソルトレイクシティ生まれ。本名はアーサー・エグノイアン。ラボーは自身が開催したイベントで、白人、黒人、ラテン系のリスナーを集め、彼らがロックンロールに合わせて踊っていることで、フランク・シナトラやビッグバンドの音楽を聴いている上世代にショックを与え、それが南カリフォルニアの人種差別撤廃に貢献したとも言われています。
また「Oldies But Goodies」という言葉を創り出し、時間の経過とともに失われる可能性のあったオールディーズのレコードの市場開拓にも貢献しました。