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シャーデー 新曲を制作、再オープンしたフランスのミラヴァル・スタジオで録音

2022/10/11 09:50掲載
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Sade
Sade
シャーデー(Sade)が新曲を制作しています。米ビルボード誌と米SPINによると、シャーデーは、再オープンしたフランスのレコーディングスタジオ、ミラヴァル・スタジオ(Miraval Studios)でレコーディングを行いました。

ピンク・フロイドの『The Wall』をはじめ、AC/DC、ザ・キュアー、スティング、クランベリーズなどが過去に使用したミラヴァル・スタジオは、フランス南東部のプロヴァンス地方にある、ぶどう園とワイン醸造所のシャトー・ミラヴァルの敷地内にあります。このスタジオは1977年、フランス人ピアニスト兼作曲家のジャック・ルーシェによって設立され、2000年代半ばまで運営されていましたが、2011年に俳優のブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーがシャトー・ミラヴァルを所有して以来、使用されずに眠っていました。20年近く使用されていませんでしたが、現在このスタジオがある土地を所有している俳優のブラッド・ピットがフランスの音楽プロデューサー、ダミアン・クインタードと組んで復活させています。全面的に修復・改装され、2022年夏に再オープンしています。

シャーデーは1985年の『Promise』と1988年の『Stronger Than Pride』の2枚のアルバムの一部をこのミラヴァル・スタジオで録音しました。シャーデーは、スタジオ再開後にここで録音した最初のアーティストです。

ダミアン・クインタードは米ビルボード誌に「彼女とバンドがこの場所に持っていた愛情を感じることができた」とシャーデーのレコーディングについて話しています。またSPINでは「シャーデーはミラヴァルとスタジオのレガシーにとって、とても特別な存在です。彼女が到着したとき、そして彼女がここで再び録音する最初のアーティストになったとき、私たちは有頂天になりました」と語り、シャーデーのセッションは「ファンタスティック。スタジオの素晴らしい瞬間のいくつかは、過去と未来を組み合わせたときです」と付け加えています。

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シャーデーの最後の新曲は2018年にリリースした「The Big Unknown」(映画『Widows』提供)、「Flower of the Universe」(映画『A Wrinkle in Time』提供)以来です。シャーデーの最後のアルバムは2010年の『Soldier of Love』です。2018年当時、バンドメンバーのスチュアート・マシューマンは、グループが「たくさんの曲」を制作中であると語っていました。またシャーデーは2020年にボックスセット『This Far』をリリースした際、そのプレスリリースには「ボックスセットのタイトル『This Far』は、バンドのスタジオワークがまだ完全に終わっていない可能性を示唆している」と書かれていました。