デイヴ・スチュワート＆スティーヴィー・ニックス　ロシアとウクライナの音楽家を起用したウクライナ支援曲公開

ユーリズミックス（Eurythmics）のデイヴ・スチュワート（Dave Stewart）は、ロシアのロックミュージックの創始者の一人であるBoris Grebenshchikovと、ウクライナの音楽家Serhii Babkinを起用したウクライナ支援のための新曲「Face to Face」をリリース。この曲にはフリートウッド・マック（Fleetwood Mac）のスティーヴィー・ニックス（Stevie Nicks）がハーモニーで参加しています。ミュージックビデオが公開されています。

スチュワート、Grebenshchikov、Babkinの3人は、ウクライナ政府が自国の防衛や医療などにあてる支援金を募るために立ち上げたクラウドファンディングサイト『UNITED24』への関心を高めるために「Collaborate For Peace」を立ち上げています。この発表と同時に公開されたのが、今回のコラボレーション曲「Face to Face」です。

スチュワートはこの曲について以下のコメントを発表しています。

「ウクライナから流れてくる恐ろしい映像を見て、穏やかで平和な曲を書きたくなった。この曲は、すべての戦争がいかに恐ろしいものであるかを歌ったもので、18歳の若者が、自分が何に巻き込まれるのかよく理解できないまま戦争に進まなければならない、という視点で書かれているんだ」

Babkinはこの曲について以下のコメントを発表しています。

「この曲に参加できたこと、そして伝説的なミュージシャンたちとレコーディングできたことを大変光栄に思います。デイヴ・スチュワート、Boris Grebenshchikov、スティーヴィー・ニックスがウクライナを支援してくれていることにとても感謝しています。今日、ロシアが引き起こした戦争のために、ウクライナの人々はとても苦しんでいます。私はそのひどい苦しみだけでなく、希望も表現したい。私のパートで言いたいのは“いつまでもこうはいかない。善と悪、光と闇の残酷な戦い。そして、光は必ず勝つ、私はそう信じている！”なのです」

ニックスはこの曲について以下のコメントを発表しています。

「戦争が始まった日以来、私はウクライナとその国民を胸に抱いてきました。友人のデイヴ・スチュワート、Boris Grebenshchikov、Serhii Babkinが書いたこの曲で歌えることをとても光栄に思っています。この曲が、人々にウクライナを支援し続けることを思い起こさせることを願っています。私は自身のライヴの時、人々に“この戦争は終わっていない”ということを念押ししています...」