ニルヴァーナ(Nirvana) の曲はどのように作られたのか? 元メンバーの
クリス・ノヴォセリック(Krist Novoselic) はニルヴァーナの曲作りのプロセスをRick Beatoのインタビューの中で説明しています。
「彼(カート・コバーン)はリフを持っていて、それを弾き始めるんだよ。で、僕らは“いいね、いいリフだ”と言う。それから曲について“この曲にはこういうのが必要だよね。ベーシストとしてではなく、曲のためにやりたい”というような曲の印象やアイディアが浮かんでくるんだよ。曲が僕に要求していること、求めていることなんだ。
すべては曲のため。例えば“About a Girl”。彼は(ビートルズのアルバム)『Meet the Beatles!』を聴いていた。彼はオリンピアの小さなアパートで、ある晩、そのアルバムを何度も何度も聴いて、あの曲を書いた。僕は“そうか、ベースに何が必要なのかわかったよ。これは明白だ”と思った。それで、ちょっと弾けるようなベースを弾いたんだ」
インタビューの他の部分で、ノヴォセリックは、ベーシストへのアドバイスとして、ベーシストはリードギタリストがやっていることに集中するのではなく、ヴォーカルにあわせた方が良いと述べています。
「僕は、ただそれにあわせるだけだよ。ギターがやっていることに必ずしもあわせる必要はないんだ。ヴォーカルのメロディを聴いて、そのヴォーカルから三角の一角になるように演奏するんだ。そうすると、より大きなサウンドが得られるんだよ。
ベーシストへのアドバイスとしては、ギタリストにあわせる必要はないということだね。キックドラムは君のボスだよね? でも、ヴォーカルを聴けば、 ヴォーカルから何かを引き出せるし、ヴォーカルから演奏することもできるんだ。そうすると、なんとなくまとまってくるんだよ。もし、それが気に入らないのなら、彼らは僕のことを汚い目で見ていただろうね」
VIDEO