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パンクとレゲエを繋げた重要人物 ドン・レッツの影響力を検証するドキュメンタリー『Rebel Dread』 予告編映像公開

2022/09/29 18:12掲載
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Rebel Dread
Rebel Dread
パンクとレゲエを繋げた重要人物としても知られる、イギリスのDJ/映像作家/ミュージシャン、ドン・レッツ(Don Letts)。彼の影響力を検証する新しいドキュメンタリー映画『Rebel Dread』の新しいトレーラー映像が公開されています。

70年代、レッツはロンドンのロキシーでDJをしたり、キングスロードのアクメ・アトラクションというパンクのファッションを定義した衣料品店を共同経営したりしていました。

パンクがブレイクすると、ザ・クラッシュ、セックス・ピストルズ、バズコックス、スージー・アンド・ザ・バンシーズなどのパフォーマンスを撮影しました。また、パンクスと街のレゲエ・ミュージシャンを結びつけることにも貢献しました。ザ・スリッツのマネージメントも行い、ザ・クラッシュの「London Calling」や「Rock the Casbah」をはじめ、エルヴィス・コステロ、プリテンダーズ、ギャップ・バンド、ラット、ICE-Tなどのミュージックビデオを監督しました。1984年にはザ・クラッシュのミック・ジョーンズとビッグ・オーディオ・ダイナマイト(Big Audio Dynamite)を結成。ドレッドゾーンとも曲を書いています。

映画では、レッツ自身のインタビューに加え、ミック・ジョーンズ、ジョン・ライドン、レッツの元恋人で現ラフ・トレード・レコード共同経営者のジャネット・リー、マッシヴ・アタックのダディGなどのインタビューも含まれています。

また、この映画では、政治家イーノック・パウエルの人種差別的な「血の川の演説」や、英国内務省が2018年に発表した「敵対的環境」移民政策など、英国の最も暗い瞬間とレッツの黒人英国人としての経験を対比させています。

監督は『ザ・スリッツ:ヒア・トゥ・ビー・ハード』のウィリアム・E・バッジリー。

この作品は米国では11月1日にデジタル配信および購入が可能になります。また、レッツは10月24日にニューヨークのVillage East by Angelikaで、11月1日にロサンゼルスのGrammy Museumで行われる上映会でQ&Aセッションに参加する予定です。

なお、レッツは10月21日にソロアーティストとして初のシングルをリリースし、その後初のソロアルバムを発表する予定です。



以下は以前に公開された映像

トレーラー映像