フィル・スペクターの新ドキュメンタリー『Spector』　トレーラー映像公開

「ウォール・オブ・サウンド」の生みの親、音楽プロデューサーのフィル・スペクター（Phil Spector）の新しいドキュメンタリーは、最終的に殺人罪で有罪判決を受けるという結末となった、このプロデューサーの常軌を逸した行動の歴史を探る作品。タイトルは『Spector』で、4部構成のシリーズ作品として、米SHOWTIMEで11月に配信・放送されます。トレーラー映像が公開されています。

スペクターは2003年、自宅で女優のラナ・クラークソンを射殺。2009年に殺人罪で懲役19年の判決を受けて収監されました。そして、2021年、刑務所の独房から病院に移された後、81歳で亡くなっています。

このドキュメンタリーでは、インタビューでレナード・コーエンに銃を突きつけたり、ゲストを家に閉じ込めて明かりを消したりといった逸話も紹介されていますが、このプロジェクトでは「フィル・スペクターとラナ・クラークソンの運命がいかにして絡み合ったか」を検証することによって、2人の運命的な出会いの全容に焦点を当てています。また、その後の殺人事件の裁判の行方も追っています。