アンスラックス(Anthrax)の
スコット・イアン(Scott Ian)は英Metal Hammerの企画で、ファンからの様々な質問に答えています。「どうしたらそんなに壮大なヒゲを維持できるのか?」「植毛を検討したことは?」「アンスラックスのライヴで目撃した最も奇妙なことは?」「最後にスターに魅了されたのはいつ?」「ジョン・ブッシュ時代の曲をジョーイ・ベラドナと再レコーディングすることは?」「アンスラックスの曲の中で、できることなら歴史から抹殺したい曲は?」「アンスラックスの新しいアルバム?」
Q:どうしたらそんなに壮大なヒゲを維持できるのですか?
「何もしないこと。それが俺の秘訣だ。たまに、あまりにワイルドになりすぎたときは、狂い始めた小さな毛を刈り取る。それ以外は、ただ伸ばしておくだけ。ヒゲオイルを使うべきかもしれないけど使っていないよ。手入れが必要なら、何年も前に切り落としているよ」
Q:植毛を検討したことは?
「ハハハ!本当にハゲているならば、植毛なんて考えもしないはず。そんなことあるわけないだろ! それは最悪で、間抜けで、ダサいことだ。あらゆる面でノーだ」
Q:アンスラックスのライヴで目撃した最も奇妙なことは何ですか?
「87年にドニントンで演奏した時、ステージに豚の頭が置いてあった。どうしてそこに行ったのかは分からない。幸運なことに、俺たちはおしっこの瓶をたくさん投げつけられることはなかったんだけど、豚の頭があったんだ。今日に至るまで、なぜなのか理解できない。誰かがライヴに持ち込んだのだろうが、重さは15ポンドか20ポンド(約7kg〜約9kg)はあったと思う。どうやって持ち込んだんだろう?答えはまだ出ていない」
Q:あなたが最後にスターに魅了されたのはいつですか?
「2001年、マディソン・スクエア・ガーデンで行われた9.11のためのコンサートで、ジョン・ボン・ジョヴィがポール・マッカートニーを紹介してくれた。まだ彼と握手している間に、ジョンがリップ・マガジンを運営していたロン・フレンドを紹介してくれたんだけど、ロンに挨拶している間も、僕はずっとポールの手を離さなかった。手を離すつもりはなかった、ポール・マッカートニーだったんだからね」
Q:ジョン・ブッシュ時代の曲をジョーイ(ベラドナ)と再レコーディングすることはありますか?(オリジナル・シンガーの)ニール・タービンの曲は?
「ジョーイが初めてバンドに参加した時に、ニール・タービンの曲を再レコーディングしたよ。『Armed And Dangerous EP』では、ジョーイは“Metal Thrashing Mad”と“Panic”を歌っている。でも、これ以上再レコーディングをすることはないだろう。もちろん、ライヴでは、カタログから何でも演奏する機会がある。もうすぐアメリカに行くんだけど、みんなセットリストを見て嬉しい驚きを感じるかもしれないよ」
Q:アンスラックスの曲の中で、できることなら歴史から抹殺したい曲は何ですか?
「アリス・クーパー“I'm Eighteen”のカヴァーだね。あの曲は大好きなんだけど、カヴァーしたくはなかったんだ。アンスラックスの曲の中で唯一リズム・ギターを弾いていない曲なんだ。クワイエット・ライオットが“Cum On Feel The Noize”でNo.1になったから、みんな“カヴァー曲をやろう、ラジオで流れるかもしれない!”となってさ。俺は大反対したんだけどね。反対票を入れたからギターを弾かなかったんだ」
Q:アンスラックスの新しいアルバムを完成させるべき時に、なぜこんなことをしているのですか?
「もうすぐだよ! 数年の間、すべてが狂ってしまったんだ。新型コロナウイルスの前に曲を作り始めていたんだけどね。最終的にまた再開したので、8曲はアレンジもでき、その半分には歌詞も付いている。少なくともあと6曲は素晴らしいものがあるから、あとはバンドとして作業を進めていくだけだよ。そう遠くはないんだ!」