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2022年上半期の米レコード音楽業界 業界全体の売り上げは9%増だがアナログ盤は22%増 ストリーミングが総収入の84%を占める

2022/09/23 17:54掲載
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全米レコード協会(RIAA)は、2022年上半期の米レコード音楽業界の売り上げに関する新しいレポートを発表。

業界全体の売り上げは2021年に比べて9%増、ストリーミングは10%増に対して、アナログレコードは22%増を記録しています。

業界全体の売り上げは前年同期比9%増の77億ドル。ストリーミングが総収入の84%を占め、フィジカル(CD、アナログレコード、カセットテープ他)は10%、デジタルダウンロードは3%でした。

ストリーミングの総売り上げは10%増の65億ドル。有料ストリーミングサービスの契約数は9000万人で、その収入は10%増の50億ドルと、上半期全体のほぼ3分の2を占めています。

米国では、アナログレコードの売り上げは2006年以来一貫して増え続けています。2022年上半期の出荷枚数は前年同期の1880万枚から2180万枚に15.7%増加し、金額も4億6050万ドルから5億7020万ドルに増えています。

一方、CDの出荷枚数は1840万枚から1770万枚、売り上げ金額は2億430万ドルから1億9970万ドルと、緩やかな減少を続けています。

■レポート(PDF)
https://www.riaa.com/wp-content/uploads/2022/09/Mid-Year-2022-RIAA-Music-Revenue-Report-1.pdf