ドゥービー・ブラザーズ(The Doobie Brothers)の創設メンバーのひとり、ドラマーのジョン・ハートマン(John Hartman)が死去。バンドのSNSアカウントで発表。72歳でした。
以下、ドゥービー・ブラザーズの声明より
「今日、僕らはジョン・ハートマン、または僕らにとってのリトル・ジョンのことを思っている。ジョンはドゥービー時代、ワイルドなスピリット、素晴らしいドラマー、そしてショーマンだった。彼はまた、長年の親友であり、バンドの個性の複雑な部分でもありました。この困難な時期に、彼の愛する人たちすべてに哀悼の意を表します。安らかに眠れ、ジョン」
ジョン・ハートマンは1950年ヴァージニア州フォールズ・チャーチ生まれ。
1970年にカリフォルニア州サンノゼで、シンガー兼ギタリストのトム・ジョンストンと共にドゥービー・ブラザーズを結成。その後、ギタリストのパトリック・シモンズとベーシストのデイヴ・ショグレンが合流。
1971年、解散までドゥービーズのアルバムを手がけることになるテッド・テンプルマンのプロデュースにより、デビュー・アルバム『The Doobie Brothers』をリリース。
ハートマンは結成当初、ドゥービー・ブラザーズ唯一のドラマーだったが、デビュー・アルバムのリリース後、バンドは2人目のドラマーとしてマイケル・ホサックを加え、2016年にエド・トスがバンドの唯一のドラマーとなるまで、ドゥービー・ブラザーズはドラマー2人の編成が続いた。
ハートマンのドゥービー・ブラザーズの最初の在籍期間は1970年から79年までで、その間、1973年の『The Captain and Me』、1974年の『What Were Once Vices Are Now Habits』、1978年の『Minute by Minute』を含む複数のマルチプラチナアルバムに参加した。ハートマンは1970年代のドゥービー・ブラザーズの全ヒット曲で演奏している。
その後、ドゥービー・ブラザーズは1982年に一旦解散するが、5年後に再結成。ハートマンは再結成後、1987年から1992年まで在籍。1989年の再結成アルバム『Cycles』と1991年の『Brotherhood』にも参加した。
ハートマンは2020年にドゥービー・ブラザーズの一員としてロックの殿堂入りを果たした。