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キング・クリムゾンのロバート・フリップ YouTubeは人生を変えた 「チュチュを着て“白鳥の湖”を踊ったのが人生の転機」

2022/09/21 20:19掲載
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Robert Fripp and Toyah
Robert Fripp and Toyah
キング・クリムゾン(King Crimson)ロバート・フリップ(Robert Fripp)は、彼の妻トーヤ・ウィルコックス(Toyah Willcox)と毎週日曜日に公開している夫婦漫才/映像シリーズ「Toyah & Fripp's Sunday Lunch」について、ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューの中で話しています。YouTubeはあなたの人生を変えましたか?の質問に「ええ、とても」「チュチュを着て“白鳥の湖”を踊ったのが僕の人生のターニングポイントとなった」と答え、YouTubeで演奏したポップスから学んだことは?の質問にも答えています。

Q:パンデミックのとき、ソーシャルメディアを積極的に活用しましたね。YouTubeはあなたの人生を変えましたか?

「ええ、とても。ロックダウンの後、僕の人生の大きな変化は、それまでの34年間の結婚生活で初めて妻と一緒に過ごせるようになったこと。それがとてもよかった。僕には素晴らしい、愛する妻がいるのに、僕は妻から離れ続けていたのです。僕にとっては、ロックダウンは、音楽の学術的な読み物を追いかけるなど、興味のあるテーマに取り組む機会だった。でも、僕の愛する妻は“この年寄りは、もうだめだ”と思った。そこで、チュチュを着て“白鳥の湖”を踊ることになったわけだけど、これが僕の人生のターニングポイントとなった」

Q:キング・クリムゾンの40年間よりも、YouTubeの方がパフォーマンス的ですよね。

「そうかもしれないね」

Q:YouTubeで演奏したポップスから学んだことは? 「Toxic」を聴いたとき、クリムゾンのリフに聴こえました

「リフのいくつかは“なるほど、同じテーブルで食事をしたのかもしれない”と思う。クラシック・ロックのリフを弾くのが好き。演奏するときに注意力があれば、比較的簡単です。クリムゾンで演奏できるのは光栄なことだけど、それはとても特殊なレパートリーなのです。ギタリストとしては、ギターのオリンピックのようなもので、驚くほど難しいラインなので、1日に2〜4時間の練習が必要でした。今のキング・クリムゾンは、GOモードではない。ある程度、そこから離れて、Eチューニングの習得に意識を移すことができます」

以下は「Toyah & Fripp's Sunday Lunch」最初の映像