モトリー・クルー(Mötley Crüe)のメンバー4人は2014年、二度と一緒にツアーに出ないことに同意する契約にサインしたものの、それから5年後の2019年にそれを破棄。当初の2020年から2度の延期を経て2022年6月に復活のスタジアム・ツアーを開始しました。このツアーは2023年以降も続く予定です。
Entertainment Onlineのインタビューに応じた
ニッキー・シックス(Nikki Sixx)と
トミー・リー(Tommy Lee)によると、2019年に公開された伝記映画『The Dirt』の制作中に、この再結成ツアーについて初めて打診されたという。当初、彼らは再結成ツアーに反対したそうです。その後、シックスは、やる方向に考えを変え、反対していたリーを説得してモトリーの再結成にこぎつけたという。その経緯について語っています。
モトリーの最新スタジアム・ツアーについて、シックスは「信じられないよ。やれていることにとても感謝している。映画が公開された3年前・・・2年半前に始まった。俺たちはバンドを解散した。ツアーをやめることにした。35年もやっていたからね」と話し、「そう、永遠にね」とリーは付け加えています。
当初、彼らは再結成ツアーのアイデアを拒否していました。シックスは、またツアーに出てほしいと頼まれたことについて「トミーは他のことをやっているし、俺も他のことをやっている。マネージメントから電話がかかってきた時、俺は“ダメだ”と言ったのを覚えているよ」と話し、「俺たちは終わったんだ。もう終わったんだ」とリーは付け加えています。
シックスは続けます。
「俺たちは友達だったし、元気で、すべて問題なかった。俺たちはただ、“いや、大変なんだよ”って感じなんだ。第三者からライヴを見たら“すごいな”って思うだろうけど、何年もかけて作り上げたものだからね。
(マネージメントから)“いや、8つのアリーナじゃなくて、8つのスタジアムで ”と言われて、俺は“トミーに電話させてくれ ”と言ったんだ。“おい、俺たちがツアーするって話だぞ”って言ったら、彼は“ダメだ”って言った。自分たちが言ったことを守りたかったんだよ。
俺たちはちょうど36番目のスタジアムに入ったばかりで、来年も再来年も120個はあるわけだから、イエスと言ってくれてありがたかったよ」
「俺らは楽しんでいる」とシックスは言い、「スタジアムにノーと言えるわけがないだろう?」とリーもそれに同意しています。
シックスは「みんなで盛り上がってるし、みんな楽しんでる。41年も一緒にいるなんてすごいよ。時々、“えっ?”っ思うこともあるけどね。神聖な領域に足を踏み入れているようだよ」と言っています。
リーは「かなりクレイジーなことだよ。ニッキーが言うように感謝している。こんなことができるなんてね。ちょっと考えてみてくれ、これほど長く同じオリジナルメンバーでやっているバンドの名前を挙げられるかい」と言っています。