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カヴァーされることを嫌っていたプリンス、マライア・キャリーがカヴァーした時の反応は? マライア本人が振り返る

2022/09/16 15:25掲載
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Mariah Carey & Prince - Bryan Bedder, Getty Images
Mariah Carey & Prince - Bryan Bedder, Getty Images
アーティストたちは誰かが自分の曲をカヴァーしたとき、それを褒め言葉として受け取ることが多いですが、プリンス(Prince)はそうではなく、カヴァー曲は独創性に欠けるものと考えていたようです。

マライア・キャリー(Mariah Carey)は1997年のアルバム『Butterfly』で、もともと親交のあったプリンスの「The Beautiful Ones」をカヴァーしました。このカヴァーを録音した当時、マライアは、プリンスが他のアーティストに自分の作品をカヴァーされることを嫌っていたことを知りませんでした。

マライアはVarietyの新しいインタビューの中で、このカヴァーに対するプリンスの反応について振り返っています。

「彼は(カヴァーを)好きではなかったし、(カヴァーという)概念も信じていなかった」

「何年か経って、私が(マライア・キャリー主演映画)『グリッター きらめきの向こうに』をやっていた頃、彼がそう言ってくれて初めて知ったの。私は“えー、どうしよう!”と思ったわ。でも、プリンスが私の曲“Honey”をどれだけ愛しているかを教えてくれて、私は死にそうになった。彼があの曲を知っていたことは、私にとって大きなことでした。

それに『Butterfly』のとき、彼は、あのようなアルバムを作るという私の決断を理解しないレコード会社の重役たちに、私を弁護してくれたんです。重役たちは、私が成功したやり方から外れることを理解してくれなかった。でも、プリンスは理解してくれたのよ」

マライアは以前から、プリンスへの変わらぬ尊敬と感謝を表明してきました。2016年、彼女はComplexに、彼が自分のキャリアに与えた影響について語っています。

「プリンスは私が出会った中で最高の一人でした。彼は大きなシステムなんて気にしていなかった。私は、プリンスはいつでもNo.1ソングを書くことができる、それだけの才能があるのに、彼は自分のやりたいことを選んでしまう、といつも思っていました。私はそれを尊敬しています。実際、彼は自分の知識で私が多くの状況を乗り切るのを助けてくれました」