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『勝手にしやがれ』 ヌーベルバーグの旗手 映画監督ジャン=リュック・ゴダール死去

2022/09/13 18:30掲載
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Jean-Luc Godard - Photograph: GAETAN BALLY/Keystone/Corbis
Jean-Luc Godard - Photograph: GAETAN BALLY/Keystone/Corbis
1959年の『勝手にしやがれ』で“ヌーベルバーグの旗手”として躍り出て以来、世界の映画界に大きな影響を与えてきたフランスの映画監督ジャン=リュック・ゴダール(Jean-Luc Godard)が死去。フランスのリベラシオン紙が報じています。91歳でした。

1930年、パリに生まれたゴダールは、様々な職についた後、映画の編集ラボラトリーで仕事をするようになり映画に興味をもつ。1952年より映画評論誌『カイエ・デュ・シネマ』などに批評を書くようになり、後のヌーベルバーグの仲間と知り合う。

複数の短編映画を監督した後、1959年に長編劇映画『勝手にしやがれ』を発表。センセーションを巻き起し、以後、ヌーベルバーグの代表的監督として活躍。

1960〜67年、最初の妻となる『勝手にしやがれ』主演女優アンナ・カリーナが主演する作品を発表し、最も華やかなゴダール=カリーナ時代を形成する。

70〜80年代には、実験的で革命的な作品制作に没頭。1979年の『勝手に逃げろ/人生』で商業映画界に復帰。1983年の『カルメンという名の女』でヴェネチア映画祭グランプリを受賞した。