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メガデスの最新作にデイヴ・ムステインを助けた腫瘍学者が参加 歌詞を共作 博士が経緯を語る

2022/09/13 13:50掲載
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Megadeth / The Sick, The Dying… And The Dead!
Megadeth / The Sick, The Dying… And The Dead!
メガデス(Megadeth)の最新アルバム『The Sick, The Dying… And The Dead!』に収録されている「Dogs of Chernobyl」には、デイヴ・ムステイン(Dave Mustaine)と歌詞を共作した人物として“Tony Cmelak”という人物がクレジットされています。この人物は誰なのでしょうか? じつはムステインが咽頭がんを克服するのを助けた腫瘍学者のアンソニー・J・クメラック博士のことでした。ナッシュビルの新聞テネシアン紙の取材に応じた博士は、このコラボレーションが実現した経緯を明かしています。

「Dogs of Chernobyl」は、1986年に起きたチェルノブイリ原子力発電所事故の後に捨てられた動物たちを題材にした曲です。

ムステインは2019年、博士の助けで咽頭がんを克服しました。そのため、ムステインは放射線に関する歌詞を必要としたとき、誰に連絡すればいいか分かっていました。

ムステインは、ある土曜日の朝、博士に電話をして、放射能に関する知識を新曲のために提供してもらえないかと頼み、このコラボレーションが始まりました。博士は翌週の月曜日に歌詞を提供し、メガデスは2日後にその曲をレコーディングしています。

博士は「彼は、大量の放射線を浴びた後、身体機能がどのように変化するのか、説明的な用語が欲しかったのだと思う。彼はまた、誰かが取り残されるようなものも求めていた・・・それを目指していたら、あっという間に出来上がったんだよ」と話しています。