映画『スパイナル・タップ』の続編『Spinal Tap II』について、前作に続いて監督するロブ・ライナーがTotal Filmのインタビューの中で最新情報を話しています。
『Spinal Tap II』はオリジナル版の40周年に合わせ、2024年3月19日に米国で公開される予定です。
続編では、主要キャストのマイケル・マッキーン、ハリー・シーラー、クリストファー・ゲストが、それぞれスパイナル・タップのデイヴィッド・セントハビンズ、デレク・スモール、ナイジェル・タフネルを演じるために戻ってきます。ロブ・ライナーも架空の映画監督マーティン・ディベルギー役を再び演じる予定です。
ライナーは「(1作目では)誰にも何も言われなかった。それが今度の作品では心配なんだ。この映画をやるためにマーティ・ディベージを雇ったんだけど、彼は台無しにしてしまうかもしれないよ!」と冗談めかして語っています。
ライナーはまた、何年にもわたって何度も続編の制作を打診されてきたことを認めたうえで、「いつも “ノー、ノー”と言っていた。でも、アイデアが浮かんだので“じゃあ、やってみようか”ってなったんだよ」とも話しています。
ストーリーは、長年苦楽を共にしたマネージャー、イアン・フェイス(元々はトニー・ヘンドラが演じていたが2021年3月に死去)の死後、契約上の義務の一環として最後のライヴを行うために、スパイナル・タップが苦い解散から数年後に再結成させられるというコンセプトで構築されています。
バンドのスパイナル・タップは以前にアメリカ・ツアーを撮影(映画『スパイナル・タップ』)したマーティにあまり満足していないとのこと。ライナーは「(続編はマーティが)自分の名誉を回復するチャンスだ」と述べています。
前作では4ページのアウトラインをもとに7時間以上の映像を撮影しましたが、続編ではマッキーン、ゲスト、シーラーが全編にわたって即興で演じることで、同じように野心的で自由奔放なアプローチになることが約束されています。
ライナーは、『Spinal Tap II』がスパイナル・タップの新曲を意味するかどうかについては口を閉ざしたまま、Total Filmに「どうだろう。マーティは欲しいのかも。まあ、彼はまだ作り始めていないから知らないかもしれないね。バンドに聞くしかない!」と語っています。