3. Iron Maiden - Stranger In A Strange Land (Somewhere In Time, 1986)
「『Somewhere In Time』に話が飛ぶよ。次は俺が脱退する前にバンドのために書いた最後の曲のひとつ、“Stranger In A Strange Land”だ。アムステルダムから1時間ほど離れたオランダのWisseloord Studiosでレコーディングした。実はアムステルダムに2ヶ月ほど住んでいたんだ。面白かったよ。 街中にあるわけではなかったけど、楽しかった。あのアルバムは本当に好きで、レコーディングも楽しかった」
4. A.S.a.P. (Adrian Smith And Project) - Fighting Man (single, 1989)
「アルバムに収録されていない“Fighting Man”は、A.S.a.P. - Adrian Smith and Projectとしてリリースした曲で、Bサイド曲だった。この曲はとても気に入っている。
俺たちはとても仲が良く、“The Calling”ような素晴らしい曲をいくつか作った。彼はちょっと風変わりで、北ドイツに荒れ果てた家を借りていて、そこにはレコーディング機材は全部あったんだけど、暖房がなかった。とても寒かった。俺が寝泊まりした部屋は、すきま風を防ぐために段ボールで塞いだよ。でも楽しかったし、彼は俺に“2 Minutes To Midnight”や、“The Number Of The Beast”のB面である“Total Eclipse”のような曲を書かせようとしていたよ」
6. Psycho Motel - A Quarter To Heaven (Welcome To The World, 1997)
Hans-Olav SolliはSons Of Angelsというバンドのメンバーで、すごくいいなと思った。2人目はアンディ・メイキンで、彼は本当に面白い声をしていると思った。アンディはサイコ・モーテルのセカンド・アルバムを書く手伝いもしてくれて、結局1日1曲くらいのペースで10日間くらいで完成させたんだ。今でも『A Quarter To Heaven』はすごく気に入っているよ」
7. Bruce Dickinson - Man Of Sorrows (Accident Of Birth, 1997)
「サイコ・モーテルのセカンド・アルバムを作った後、俺はツアーを続けるのが難しくなってきた。ある日、ブルース・ディキンソンが電話をかけてきて、何をしているのかと聞いてきた。その時、まだリリースしていないアルバムがあって、どうしたらいいかわからないと言ったんだ。彼は、ロイ・Zと一緒に仕事をしていて、彼は本当にいいギタリストで、いい曲を書くんだ、一緒にやらないか、と言ってきた。『Accident Of Birth』のデモを聴いて、すごくいいと思ったから、参加したんだよ。
バラードの“Man Of Sorrows”が本当に好きだ。ブルースはピアノの前に座っていたけど、彼が弾けるなんて思いもしなかったよ! ギターソロは、俺がやった中でもベストの一つだと思う。面白いことに、この曲のために長い時間をかけて素晴らしいソロを作ったんだけど、それをロイに聴かせたら、“いや、それはあまりにも練りすぎているように聴こえるから、頭の中にある別のものをやってみてよ”と言われたんだ。その時点で一日中そのソロに取り組んでいたのにね! でも、その次のテイクは完璧で、それを使ったんだ。あのソロは今でもとても誇りに思っているよ」
8. Greg Ridley - Live To Learn (Anthology… All I Ever Needed, 2005)
残念ながらグレッグは長い間癌と闘っていたんだけど、亡くなる前にバケットと一緒に曲を書いて、彼らが『All I Ever Needed』という遺作作品を出した。彼は俺のヒーローの一人だったので、彼が書いた曲を歌えることは光栄だった。曲は“Live To Learn”で、イズリントンにあるAC/DCのスタジオでレコーディングしたよ」
9. Bucket & Co. - Make Up Your Mind (Guitars, Beers & Tears, 2010)
「バケットの名前はよく出てくるけど、俺たちはかなり一緒に仕事をしているんだ。実は彼はスミス/コッツェンのツアーで、Buckets Rebel Heartとして俺らのオープニングを務めているんだよ。彼はBucket & Co.のファーストアルバムで“Make Up Your Mind”という曲で歌ってくれる人を探していた時に電話してきたんだ。とても楽しかったよ」