芸能山城組AKIRA公演「逢燦杰極譚(アキラじぇごぐだん)II」
大友克洋 監督映画『AKIRA』の音楽で世界に知られる
芸能山城組 。10月8日(土)に、なかのZERO大ホールで開催される、芸能山城組AKIRA公演『逢燦杰極譚(アキラじぇごぐだん)II』の公式動画(告知動画)が公開されています。『AKIRA』の劇伴音楽として知られてきた『交響組曲AKIRA』をもとに、コンサートホール・ライブ作品として新しく創りあげた『逢燦杰極(アキラじぇごぐ)』をメインに上演します。
VIDEO
以下、開催決定時のインフォメーションより
芸能山城組は、来る10月8日(土)、なかのZERO大ホールで、芸能山城組AKIRA公演「逢燦杰極譚(アキラじぇごぐだん)II」を開催いたします。昼夜2回公演で、チケットは7月9日(土)から一般発売を開始します。
アニメ映画史上の金字塔、大友克洋監督の『AKIRA』(1988年公開)。この映画の衝撃の世界をサウンドで増幅した山城祥二の作品『交響組曲AKIRA』は、近未来ワールドに民族音楽を鮮烈に躍動させた斬新さで、日本アニメ大賞最優秀音楽賞を受賞。今なお世界中の人びとを魅了し続けています。
本公演では、これまでアニメ映画『AKIRA』の劇伴音楽として知られてきた『交響組曲AKIRA』をもとに、コンサートホール・ライブ作品として新しく創りあげた〈逢燦杰極(アキラじぇごぐ)〉をメインに上演します。インドネシア・バリ島の巨竹打鳴アンサンブル〈ジェゴグ〉の轟きに、鍵盤楽器、電子楽器、そして人の声がひとつに融け合ったステージは、魂をふるわす音世界を生みだします。さらに〈ジェゴグ〉との出逢いから生まれた他のオリジナル曲の演奏、〈ジェゴグ〉の響きの秘密の解明も織り込んだ壮大な「逢燦杰極譚(アキラじぇごぐだん)II」としてお楽しみいただきます。
コロナ禍による2度の延期という困難を乗りこえて昨年開催された初回公演「逢燦杰極譚」では、圧倒的な感動のお声をいただきました。
また、今年6月には、インドネシア共和国バリ州政府からオンラインの芸術イベント〈Bali World Culture Celebration(バリ世界文化祭)〉への招待をいただき、新たに撮りおろしの映像作品『AKIRA 2022』をYouTubeで公開したところ、大きな反響とともに「次はぜひ生の演奏を聴きたい」というご要望も数多く寄せられています。
10月8日(土)、いっそう進化した「逢燦杰極譚(アキラじぇごぐだん)II」として、ライブならではのホール空間に共鳴してひろがる生命力あふれる芳醇な響きをお届けいたします。
【公演概要】
■名称:芸能山城組AKIRA公演「逢燦杰極譚(アキラじぇごぐだん)II」
■日時:2022年10月8日(土)
〈昼の部〉開場13:00 開演14:00
〈夜の部〉開場17:30 開演18:30
■会場:なかのZERO大ホール(JR・東京メトロ東西線「中野駅」下車南口 徒歩8分)
■チケット(全席指定):HS席7,000円/S席5,000円/A席4,000円
取扱い:イープラス ※7月9日(土)10時発売開始
【演奏曲目】
『輪廻交響楽』から<転生>
『翠星交響楽』から<黎明>
『交響組曲AKIRA』から
<金田> <クラウンとの闘い> <変容> <ケイと金田の脱出> <未来>など
※曲目は一部変更になる場合があります。
【お問合わせ先】
芸能山城組 公演プロジェクト
〒164-0003 東京都中野区東中野1-22-3 芸能山城組事務所内
Tel 03-3366-4741 Fax 03-3366-4742
公式サイト
https://www.yamashirogumi.jp/ ● 巨竹打鳴アンサンブル〈ジェゴグ〉
インドネシア・バリ島には、伝統的コミュニティに支えられた魅力的な祝祭芸能が多彩に息づいています。
巨竹打鳴アンサンブル〈ジェゴグ〉は、豊かな自然の恵みをあびて育った長大肉厚な竹をパイプオルガンさながらに配列し、これを叩いて迫力の超重低音から軽やかな高音まで五オクターブを奏でる打楽器オーケストラです。
私たちの魂の深奥までをふるわすその響きには、演奏する者の絆をつちかい、その絆が強まることでさらに芳醇で複雑な音が生み出されるという、伝統的共同体の巧みな叡智が秘められています。精緻にデチューニング(微妙に音程をずらすこと)された百本をこえる竹は、演奏者が呼吸を合わせ、お互いの響きを共有し支えあうことで、それぞれの竹単独では出せない重低音を生み出し、大地の底からうねり轟く圧倒的なサウンドとなるのです。
また、人間の声や電子楽器とも共生調和するジェゴグの音色の包容力は、世界にも類をみません。芸能山城組は、ジェゴグのもつこの驚異の潜在力を見出し、バリ島伝統の四音階ジェゴグをもとにした山城組オリジナルの五音階ジェゴグの開発や、複数の音律を演奏可能とする楽器改造に成功し、新しい音世界を創り続けています。
● マルチパフォーマンス・コミュニティ芸能山城組
芸能山城組は、1974年に山城祥二を組頭として創立されたマルチパフォーマンス・コミュニティです。地球上のすぐれた共同体の卓越した芸能や音楽をよりすぐり、最先端の研究成果やテクノロジーと融合させながら、さまざまな形で披露してきました。
世界で初めて、バリ島人以外の手による合唱舞踊劇ケチャの全編上演に成功したほか、ブルガリアやジョージアの合唱、バリ島の交響打楽ガムランやジェゴグ、さらに日本各地の伝統歌唱や舞踊、太鼓芸能など、世界80系統にも及ぶパフォーマンスを上演してきました。アマチュアの立場を堅持しながら、その実績は国際的にもトップレベルの評価をいただいています。
さらに、それらを糧として、電子音楽・ポップスなど現代的要素と融合させたオリジナル楽曲『輪廻交響楽』、『翠星交響楽』などを世に送り、音楽の新しい地平を切り拓いてきました(1979年LP『芸能山城組ライブ』で日本レコード大賞企画賞受賞)。
1988年、大友克洋監督の歴史的なアニメ映画『AKIRA』のために制作したオリジナル作品『交響組曲AKIRA』の音楽世界は衝撃をもって受け入れられ、海外市場でも絶大な反響を呼びました。その後もハイパーソニック・ハイレゾ配信、「4K ULTRA HD Blu-ray」など、常にメディア技術の革新とともにその魅力を増幅し続けています。