初期
キング・クリムゾン(King Crimson)のレコーディングに参加していることでも知られる、英国ジャズを代表するピアニスト、
キース・ティペット(Keith Tippett)。キース・ティペット・グループのアルバム2タイトルがリマスター再発。
今回のリイシューはESOTERIC RECORDINGSから。対象となるのは、
●『You Are Here… I Am There』
●『Dedicated To You But You Weren' t Listening』
の2タイトル。
発売は海外で1月28日。また国内盤(日本語帯/解説付き)もあり、2月13日発売予定。
●『You Are Here… I Am There』
キング・クリムゾンにも参加し、ロバート・フリップに絶大なる影響を与え現在も英国ジャズ・ロック・シーンを代表するピアニスト、キース・ティペットが初のリーダー・グループとして活躍していた作品が登場。ソフト・マシーンにも参加するエルトン・ディーンやニュークリアスのジェフ・クラインを率いて緊張感溢れる即興によるスリリングな演奏とビートルズの『HEY JUDE』のイントロが盛り込まれたジャズ・シンフォニーの名曲ともいうべき『Thank You For The Smile』が収録された作品。(70年)
1. This Evening Was Like Last Year (To Sarah)
2. I Wish There Was A Nowhere 2
3. Thank You For The Smile (To Wendy And Roger)
4. Three Minutes From An Afternoon In July (To Nick)
5. View From Battery Point (To John And Pete)
6. Violence
7. Stately Dance For Miss Primm
8. This Evening Was Like Last Year - Short Version
メンバー:
キース・ティペット
Keith Tippett:piano, electric piano
マーク・チャリグ
Mark Charig:cornet
エルトン・ディーン
Elton Dean:alto sax
ニック・エヴァンス
Nick Evens:trombone
ジェフ・クライン
Jeff Clyne:double bass, bass
アラン・ジャクソン
Alan Jackson:drums, glockenspiel
ジョルジオ・ゴメルスキ
Giorgio Gomelsky:bell
●『Dedicated To You But You Weren' t Listening』
ロジャー・ディーンがアートワークを手がけたブリティッシュ・ジャズ・ロックの大名盤ともいうべき2作目。ソフト・マシーンのロバート・ワイアットがゲスト参加。ゲイリー・ボイル加入により前作になかったギター・サウンドも加わり幾重にも強化されたダイナミズムを兼ね備えたジャズロック・サウンドが展開。時に荒々しくもナイーブな美しさに触れた作品。(71年)
1. This Is What Happens
2. Thoughts To Geoff
3. Green And Orange Night Park
4. Gridal Suite
5. Five After Dawn
6. Dedicated To You, But You Weren't Listening
7. Black Horse
メンバー:
キース・ティペット
Keith Tippett : piano, Hohner electric piano
マーク・チャリグ
Mark Charig : cornet
エルトン・ディーン
Elton Dean : alto sax, saxello
ニック・エヴァンス
Nick Evens : trombone
ロバート・ワイアット
Robert Wyatt : drums
ブライアン・スプリング
Bryan Spring : drums
フィル・ハワード
Phil Haward : drums
ロイ・バビントン
Roy Babbington : double bass, bass
ネヴィル・ホワイトヘッド
Nevile Whitehead : bass
ゲイリー・ボイル
Gary Boyle : guitar