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米国人と楽器演奏 最新調査結果、ギターは18歳〜29歳が最も多く演奏し、独学で学ぶ人が多く、演奏をやめたことを後悔している人も多い

2022/08/31 16:30掲載
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Playing Guitar
Playing Guitar
米国人の3分の2は何らかの楽器を演奏した経験があり、この傾向は若年層(71%)は高齢者よりもさらに高いという。世代別にみると、65歳以上は、若い年齢層に比べ、ピアノを習ったことがある人が特に多く(37%)、またギターは18歳から29歳(23%)が他の年齢層より多いという、これはドラムも同様です。

市場調査会社のYouGovが米国人成人3,000人を対象に行った調査結果より。

音楽を演奏することは多くの人にとって難しいことですが、人生の早い段階で楽器を始めた人ほど自然に演奏できるようです。楽器を演奏したことのある米国人の半数(50%)は「自然にできることではない」と答えていますが、3分の1強(36%)は「できる」と答えています。5歳以下で楽器を始めたという人は9%に過ぎませんが、早くから楽器を始めた人の半数以上(52%)は、楽器を演奏することは自然なことだと答えています。

楽器を演奏したことのある米国人の約半数(48%)が6歳から10歳の間に楽器を演奏し始め、3分の1(33%)が11歳から17歳の間に楽器を始めたと回答しています。18歳以上で楽器演奏を始めたという人はわずか9%でした。演奏を始める時期が遅い人ほど「自然に身につくものではない」と回答しています。楽譜を読まずに耳で聞いて演奏する人は、音楽を演奏することが「自然にできる」と回答する割合が高く(56%)、フリースタイルで演奏する人は45%、楽譜を読んで演奏する人は35%でした。

最もよく演奏される楽器(調査対象者の100人以上が演奏したことのある楽器)の中には、独学が一般的な楽器と、レッスンや教室で学ぶのが一般的な楽器があることが分かりました。

ハーモニカ(65%)、ウクレレ(62%)を演奏する人の3分の2近くが独学で学んだと答えています。

エレクトリックギター(52%)、エレクトリックピアノ(50%)、エレクトリックベース(50%)なども、非公式または正式なレッスンで学んだというより、独学で学んだという人が多いようです。

ドラムやアコースティックギターを演奏する人は、より多様な学習方法があります。ドラムを演奏する人の約半数(47%)が独学で、27%がレッスンや教室で、24%が非公式のレッスンでそれぞれ学んでいます。ギタープレイヤーは、教室で習った(39%)と独学で覚えた(36%)がほぼ同じ割合で、25%が非公式のレッスンで学んでいます。

クラリネット(73%)、リコーダー(70%)、トランペット(66%)、サックス(63%)、フルート(62%)、ピアノ(60%)、バイオリン(59%)などはレッスンや教室で学んだ人が大多数でした。

米国人の成人の3分の2は、楽器を演奏した経験がありますが、多くの人はもう演奏していません。しかし、エレクトリックベース、エレクトリックギター、エレクトリックピアノといった電子楽器は、最も継続率が高い楽器です。また、ギターやウクレレなどのポピュラーな弦楽器も比較的高い継続率となっています。

エレキギター(55%)、ギター(51%)、ピアノ(48%)は演奏していたがその後やめた人が、やめたことを後悔している人が最も多い楽器でした。逆に辞めたことを後悔している割合が最も低いのはリコーダー。リコーダーを演奏したことのある人の88%が、幼稚園から高校までの音楽の授業の定番であるリコーダーをやめたことを後悔していません。

楽器を演奏したことがない米国人の成人の3分の1(34%)のうち、約半数が演奏したかったと思っています(米国人の17%にあたる)。どの楽器の演奏ができればよかったかを尋ねると、ピアノ(47%)、ギター(22%)、ドラム(8%)という最もポピュラーな楽器を挙げる人が多かった。「楽器を習っていればよかったと思う理由」を自由回答で聞いたところ、「人生に役立ったと思うから」「その楽器の音が好きだから」「趣味として楽しそうだから」という回答が多く見られました。