HOME > ニュース >

デフ・レパードのリック・サヴェージ ロック・バンドにおけるベースの重要性について語る

2022/08/30 17:11掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Rick Savage (Image credit: Kevin Mazur/Getty Images for Live Nation)
Rick Savage (Image credit: Kevin Mazur/Getty Images for Live Nation)
デフ・レパード(Def Leppard)のベーシストであるリック・サヴェージ(Rick Savage)は、ロック・バンドにおけるベースの重要性について語る。「ベースプレイヤーはリズムとメロディーの橋渡し役...いないと全体がバラバラになってしまう」。またスティング(Sting)がお気に入りのベーシストの一人である理由も話しています。

サヴェージはBass Playerのインタビューの中で、こう話しています。

「ベーシストは接着剤であり、バンドのあらゆる側面を網羅する観察ポイントを持っている。リズムとメロディーの橋渡し役で、その視点に立つと、物事がより明確に見えるし、いないと全体がバラバラになってしまうんだ。

僕らのバンドにはいないけど、多くのグループでギタリストは主にギターに集中して、それ以上のことはやらないという印象があるよね。ギタリストはギターを弾くことに専念しているから。シンガーも同じようなものだよ。バンドのフロントに立ち、主に歌詞とメロディに集中している」

サヴェージはスティングをお気に入りのベーシストの一人に挙げているのは、スティングが上記の傾向とは真逆の人物だからです。

「僕の好きなベーシストの中には、スティングのように完全に理解した上で歌っている人もいるんだよ。彼のベース・パートは彼のヴォーカル・ラインと共鳴しているよね。 どっちのパートが彼が担当しているからなんだ。そういうところが好き。いつも曲のことを考えているんだよ」

サヴェージは、自分の演奏にクオリティがあるとすれば、それは自分が何をするためにそこにいるのかを意識していることだと続けています。デフ・レパードにおける彼の仕事は、ツイン・ギターと大きなヴォーカル・ハーモニーを最大限に生かしながら、リック・アレンのドラムとロックすることです。

「ベースは、ドラマーも含めて全員から同じように見られているものなんだ。僕はいつも、バンドにおける支点であり、すべての言い分を聞くことができるバランス感覚を持っていると思っている。通常、妥協点となるのが僕。それが僕の役割なんだ。普通、みんなからは“サヴがそう思うなら、もういいや、彼の言うとおりにしろ”と言われるんだよ(笑)」