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『ターミネーター2』T-1000役俳優 弟がツアーメンバーだったのでナイン・インチ・ネイルズを映画で使うことを提案するが実現せず その理由は?

2022/08/30 13:19掲載
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Terminator 2 - T-1000
Terminator 2 - T-1000
映画『ターミネーター2』のT-1000役で知られるロバート・パトリック。彼の弟はミュージシャンのリチャード・パトリック(Richie Patrick)で、現在はフィルター(Filter)で活躍していますが、『ターミネーター2』の頃はナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)のツアー・ギタリストでした。ロバートは同映画のサウンドトラックにナイン・インチ・ネイルズを使ってもらおうとジェームズ・キャメロン監督に話をしますが実現しませんでした。それはなぜか? 英ガーディアン紙のインタビューの中で振り返っています。

初めて買ったレコードや自分の葬式でかけてほしい曲など、曲について尋ねる企画のインタビューの中で、「朝、元気が出る曲は?」と尋ねられたロバートは、こう答えています。

「『ターミネーター2』を作っていた頃は、弟のリチャード・パトリックがナイン・インチ・ネイルズのツアーギタリストだったので、ナイン・インチ・ネイルズの“Head Like a Hole”に合わせてトレーニングしていたんだ。それをジム・キャメロンのところに持っていって、『ターミネーター2』のサウンドトラックに使ってもらおうとしたんだけど、彼からは“アーノルド(シュワルツェネッガー)はガンズ・アンド・ローゼズの方が好きなんだ”と言われ、その後『ターミネーター2』のためにオリジナル曲の“You Could Be Mine”を録音したんだよ。ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーは、今、サウンドトラックで何度もオスカーを受賞しているから皮肉なものだよね。

弟が音楽を担当した映画『Last Rampage』のサウンドトラックでは“Oh Lord”という曲で歌っているよ。オースティン(テキサス州)のムーディ劇場でアレハンドロ・エスコベドと一緒にライヴ録音したんだ」

なお、ロバートが初めて買ったレコードはジミ・ヘンドリックス『Hendrix in the West』とブラック・サバス『Master of Reality』、自分の葬式でかけてほしい曲は、オールマン・ブラザーズ・バンド「Midnight Rider」とブルース・スプリングスティーン「Missing」とのこと。