ニューロシスのスコット・ケリー　家庭内虐待を認め、音楽業界からの引退を発表

米カリフォルニアのメタルバンド、ニューロシス（Neurosis）の創設メンバーのひとりである、ヴォーカリスト／ギタリストのスコット・ケリー（Scott Kelly）は、妻と子供に対して虐待を行ったことを認め、音楽業界からの引退を発表しています。

ケリーは声明の中で、妻と子どもたちに対して「感情的、経済的、言葉による、身体的な虐待」を行ったことを認めています。

音楽活動に終止符を打つという決断については「今となっては、公の場で生活し、ステージに立つことを選択したことは、自分のあり方を考えると、最悪の決断だったと思っている。俺は自分の社会的地位を利用して、直接的にも間接的にもみんなを操り、家族への虐待を隠していた。俺は、関係者全員を騙し、支配していると錯覚することで満足感を得ていた。俺はプロのミュージシャンとしての活動を100％永久に引退する。何の説明責任も果たさずに、誠実さを保てる人もいる。俺にはできない」と発表し、「残りの人生は、家族のケアに専念し、癒しのための安全な空間を確保し、信頼を回復することだけに専念する」と付け加えています。