30年以上にわたって、ハモンド・オルガンの豊かな包容力のあるサウンドをジャズのメインストリームに轟かせてきた、ハモンド・オルガン・マスターの
ジョーイ・デフランセスコ(Joey DeFrancesco)が死去。妻でマネジャーのグロリアがSNSで発表。死因は明らかにされていません。51歳でした。
ジャズ・オルガニスト、トランペッター&ヴォーカリストで、グラミー賞のノミネート経験もあるジョーイ・デフランセスコは、1971年4月、米ペンシルベニア州スプリングフィールド生まれ。
10代にして同郷のフィラデルフィアの巨人ハンク・モブレーやフィリー・ジョー・ジョーンズと共演し、89年にはマイルス・デイヴィスのツアーに参加。
16歳で初めてのレコーディング契約を結んで以来、30作以上ものアルバムをリリースした。
またマイルス・デイヴィスをはじめ、ジミー・スミス、レイ・チャールズ、ベット・ミドラー、デヴィッド・サンボーン、アルトゥーロ・サンドヴァル、ラリー・コリエル、フランク・ウェス、ジョン・マクラフリン、ダニー・ガットン、エルヴィン・ジョーンズなど、多岐にわたるアーティストとステージやスタジオで共演した。
ダウン・ビート誌の評論家による人気投票(オルガン部門)で9回1位を獲得しており、ジャズ・タイムズ・アワードの受賞経験も多数、ハモンドの殿堂入りを果たした初代ラインナップの1人でもある。
クインシー・ジョーンズは「ジミー・スミス以来、疑う余地なく最もすばらしいハモンド・オルガン奏者の一人」と絶賛した。