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サイモン&ガーファンクルでも知られる「コンドルは飛んでいく」 編曲者のホルヘ・ミルチベルグ死去

2022/08/27 18:45掲載
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Jorge Milchberg
Jorge Milchberg
サイモン&ガーファンクル(Simon and Garfunkel)によってカヴァーされて世界的に知られるようになった南米アンデスの民族音楽の楽曲「コンドルは飛んでいく(El Cóndor Pasa)」。1960年代にこの曲を編曲したことで知られるミュージシャンで作曲家のホルヘ・ミルチベルグ(Jorge Milchberg)が死去。在仏アルゼンチン大使館が8月20日にフランスのパリで亡くなったことを発表しています。93歳でした。

ホルヘ・ミルチベルグは1928年にブエノスアイレスでポーランド人の両親のもとに生まれる。1955年からフランスに住んでいた。

ミルチベルグは、クラシック音楽の教育を受けたピアニストであり、南米アンデス地方周辺の民族音楽・フォルクローレに使われる弦楽器であるチャランゴの世界的な奏者でもあった。

ミルチベルグはまた、1950年代に結成されたアンデス音楽の代表的なグループ、ロス・インカス(Los Incas)の創設者で、ロス・インカスは1963年に「コンドルは飛んでいく」を編曲・録音。後にサイモン&ガーファンクルが英語詞で歌い、人気を博した。「コンドルは飛んでいく」はもともと、1913年にペルー人作曲家ダニエル・アロミア=ロブレスが書いた同名の音楽劇からの楽曲だった。

ロス・インカス版「コンドルは飛んでいく」


サイモン&ガーファンクル版「コンドルは飛んでいく」