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メガデスのデイヴ・ムステイン マーティ・フリードマンの脱退を振り返る 脱退にまつわる状況を後悔していると語る

2022/08/25 14:46掲載
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Marty Friedman, Dave Mustaine
Marty Friedman, Dave Mustaine
メガデス(Megadeth)デイヴ・ムステイン(Dave Mustaine)はGuitar World誌のインタビューの中で、マーティ・フリードマン(Marty Friedman)の脱退について振り返り、1999年のアルバム『Risk』でのギターソロをめぐる対立から起きたフリードマンの脱退にまつわる状況を後悔していると語っています。

「俺はいつも、ギタリストにはその曲にふさわしいと思うソロを演奏する機会を与えるべきだと考えている。もしそのパートに合わない演奏をしたら、俺が何かを提案することもある。それでもダメなら、“ここはこう弾いて欲しいんだ”と言うかもしれない。

もしリードが全くダメなら、自分でその役をやるつもりだ。“Breadline”ではそれが起こった。マーティ・フリードマンは“Breadline”のソロの件で辞めてしまった」

ムステインによると、フリードマンはスタジオで「Breadline」のソロを書いてレコーディングしていましたが、メガデスのマネジメントはこの曲をシングルにしたかったので、彼のソロはこの曲にはふさわしくないと考えたという。

「俺は(マネジメントに)言った、“3つの選択肢がある。ソロを完全にミュートするか、マーティに戻ってきてもらってやり直してもらうか、俺がやるか”。俺はさらに“もし俺がやるなら、彼に言った方がいい”と言った。で、(俺が)やり直したんだけど、誰もマーティに言わなかったんだ。

そのあと、完成したアルバムを聴いていて、ソロが始まった。マーティのソロではなく、俺のソロだ...涙を流す彼を見て、誰も彼に伝えていないことがすぐにわかった。おそらくこれでマーティ・フリードマンとは終わりだろうと思ったよ。

マーティとは長年パートナーとして一緒にやってきた。彼はとても謎めいた人だったけど、彼が本当に動揺しているのがわかったし、もううんざりしているのが俺にはわかった。

マーティに起こったことは、決して良いことではなかった。うちのマネジメントは彼に伝えるべきだったのに、理由はどうあれそれをしなかった。それは彼にとってひどいことだったと思う」