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サイモン&ガーファンクルやスティーリー・ダンらのツアーにも参加 ピアニストのウォーレン・バーンハート死去

2022/08/24 13:36掲載
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Warren Bernhardt
Warren Bernhardt
アート・ガーファンクル(Art Garfunkel)と長年活動を共にし、サイモン&ガーファンクル(Simon and Garfunkel)の再結成ツアーやスティーリー・ダン(Steely Dan)のツアーにも参加していた、米国のジャズ/ポップス/クラシック・ピアニスト、ウォーレン・バーンハート(Warren Bernhardt)が死去。アート・ガーファンクルのSNSでも訃報を伝えています。83歳でした。

以下、アート・ガーファンクルのFacebookページより

「アート・ガーファンクルのピアニストとして長年活躍したウォーレン・バーンハートが83歳で死去。

アートは8月19日に亡くなったウォーレン・バーンハートの家族に哀悼の意を表します。ウォーレンはアートの友人であり、彼の死は音楽業界にとって損失である。ウォーレンはアートと一緒にツアーを行い、サイモン&ガーファンクルの“Old Friends Tour”でも一緒だった。ウォーレンはスティーリー・ダン、ジョージ・ベンソン、ドン・マクリーンなどともツアーを行った。彼はドナルド・フェイゲン、カーリー・サイモン、ティム・ハーディン、リッチー・ヘブンス、マイケル・フランクス、パティ・ルポーン、ライザ・ミネリらとレコーディングしています。ウォーレンはジャズとクラシックを愛し、数十年にわたり数多くのアルバムを録音してきました」

ウォーレン・バーンハートは1938年、米ウィスコンシン州ウォーソー生まれ。父親がピアニストだったこともあり、幼少期からピアノに親み、成長するにつれクラシック音楽に触れるようになった。5歳でニューヨークに移り住んだバーンハートは、ピアノをさらに学び、多くのピアノ講師に師事した。1952年に父親が亡くなった後、一時期音楽をやめ、シカゴ大学で化学と物理学を学ぶが、シカゴでジャズやブルースに出会い、再び情熱を燃やすようになった。

1961年から1964年まで、ポール・ウィンターのセクステットで活動し、これがきっかけでニューヨークに戻る。ニューヨークでは、ジョージ・ベンソン、ジェリー・マリガン、ジェレミー・スタイグらと活動した。また、ピアニストのビル・エヴァンスと親交を深め、彼はバーンハートの師匠のような役割を果たした。

1970年代にソロアルバムを数枚リリースし、やがてジャズ・フュージョン・グループ、ステップス・アヘッドのメンバーとなり、ソロ活動も続けた。

1993年から1994年にかけてスティーリー・ダンの音楽監督として米国ツアーに参加、この模様はスティーリー・ダンのアルバム『Alive in America』で聴くことができる。アート・ガーファンクルのピアニストとして長年活躍し、サイモン&ガーファンクルの再結成ツアー“Old Friends Tour”にも参加した。

2009年には、70年代にマイク・マイニエリ、スティーヴ・ガッド、トニー・レヴィン、デヴィッド・スピノザと組んでいたグループ、リマージュ(L'Image)を再結成させ、日本とヨーロッパをツアーし、アルバム『L 'Image 2.0』をリリースした。