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ポール・サイモン 新スタジオ・アルバムを制作中 同じスタジオを使っているシンガーがエピソードを共有

2022/08/20 19:17掲載
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Paul Simon
Paul Simon
ポール・サイモン(Paul Simon)が2018年にアルバム『In the Blue Light』をリリースした際、これが最後のアルバムになるかもしれないと言われていましたが、米SPIN誌によると、サイモンは現在、『The Seven Psalms』という仮タイトルのスタジオ・アルバムを制作しているという。サイモンの広報担当者はSPINに、このプロジェクトに関するリリース日や追加情報はまだないと語っています。またSPINによると、サイモンと同じレコーディング・スタジオを使っているシンガーがサイモンとのエピソードをSNSで共有しており、その中でもサイモンは新しいアルバムを作っていると報告されています。

サイモンは、ニューヨークのレザボア・スタジオで新しいアルバムに取り組んでいるようです。ニューヨークのジャズクラブの常連だったシンガーのバーバラ・ファザーノは、同じスタジオでレコーディングを行っていて、サイモンとのエピソードを投稿しています。

「私は今週、レザボア・スタジオで新しいCDを作っています。スタジオBには、彼の新しいアルバムを作っているポール・サイモンもいます。私たちは、これからサイモン&ガーファンクルの“Old Friends”のカヴァーを録音するところでした。4時頃、共同キッチンで昼食をとっているサイモンがいたので、自己紹介をしました。邪魔をして申し訳ないと思いましたが、“実はこれからあなたの曲を録音するところなんです”と言いました。すると、彼は顔を輝かせ、立ち上がって私たちのスタジオに入ってきました。みんなに紹介すると、ポール・サイモンはギターを取り出して、ボイシングや楽器編成について教えてくれました。そして、私が歌うと、彼が50年間ソロ・アルバムで弾いてきたギターで“Old Friends”を弾き始めたのです。彼は1時間近くも私たちと一緒にいてくれた。私たちは、アメリカの象徴によって魔法の粉を振りかけられた“Old Friends”をレコーディングしたのです」

サイモンが、オーディオブック『Miracle and Wonder』シリーズの一環でマルコム・グラッドウェルと行った対話によると、この新アルバムのインスピレーションは夢の中でもたらされたようです。

2018年のアルバム『In the Blue Light』は過去の自身曲を再構成した作品でした。新曲で構成されたスタジオ・アルバムは2016年の『Stranger to Stranger』以来です。

サイモンは2018年にツアーを引退しましたが、先月開催された<ニューポート・フォーク・フェスティバル>に出演するなど、時折ライヴ出演を続けています。