英ガーディアン紙によると、
ビョーク(Björk)は5年ぶりの新アルバム『Fossora』を2022年秋リリース予定。発売元はOne Little Independent Records。スタジオ・アルバムのリリースは2017年の『Utopia』以来。
アルバム・タイトルはラテン語で「掘る人/Digger(ディガー)」を意味するようで、アルバムはキノコの生命をテーマにした作品だという。アルバム・ジャケットはビョークが森の精霊のように見え、菌類が描かれているという。
このアルバムには、バスクラリネットの六重奏が繰り返し登場し、ガバ・ビート(※ハードコアテクノの一つ)が散りばめられているという。
また、ビョークの亡き母で、2018年に亡くなった環境活動家のヒュドゥルのために書かれた2曲も収録される予定。
『Fossora』には、ボルチモア出身でロサンジェルスをベースに活動するエクスペリメンタルR&B・アーティストSerpentwithfeetことJosiah Wiseとの楽曲や、ビョークの息子Sindriと娘Isadoraがバックヴォーカルで参加した曲もあります。さらに、彼らとビョークが“バイオロジカル・テクノ”と呼ぶスタイルを作り上げたインドネシアのダンスデュオ、Gabber Modus Operandiも参加しています。
前作『Utopia』を「フルートとシンセと鳥が登場する平和主義的で理想主義的なアルバム」と表現したビョークは、新作『Fossora』のことは「この空想にふけって、昼食をとったり、小言を言ったり、普通のことをしたり、友達に会ったりするのがどんなものか見てみましょう」とイメージしているという。
ビョークは今年後半、自身のディスコグラフィーに関するポッドキャストシリーズも予定しています