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『ネバーエンディング・ストーリー』『U・ボート』『エアフォース・ワン』等 映画監督のウォルフガング・ペーターゼン死去

2022/08/17 09:13掲載
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Wolfgang Petersen - Photo by Getty Images
Wolfgang Petersen - Photo by Getty Images
『ネバーエンディング・ストーリー』『U・ボート』『エアフォース・ワン』『ザ・シークレット・サービス』『パーフェクト ストーム』『トロイ』などを手がけたドイツ人映画監督のウォルフガング・ペーターゼン(Wolfgang Petersen)が死去。彼の制作会社によって確認されています。Deadlineによると、ペーターゼンは8月12日、すい臓がんの合併症によりカリフォルニア州ブレントウッドの自宅で亡くなりました。81歳でした。

ウォルフガング・ペーターゼンは1941年、ドイツのエムデンで生まれる。10歳の頃に見た西部劇がきっかけでシナリオを書き始める。1960年に舞台を初演出。その後、演劇学校、ベルリン・フィルム&テレビ・アカデミーへと進学し、1970年に映画『Ich Werde Dich T¨oten Wolf』で監督デビュー。ドイツ語の短編映画やテレビ番組を次々と監督した後、1981年に『U・ボート』が西ドイツで大ヒットを記録。第二次世界大戦中のドイツのUボートを描いたこの映画は、監督賞、脚色賞を含むアカデミー賞6部門にノミネートされた。続く『ネバーエンディング・ストーリー』は世界中でヒット、ハリウッドに招かれる。

1993年にクリント・イーストウッド主演の『ザ・シークレット・サービス』、1997年にハリソン・フォード主演の『エアフォース・ワン』、2000年にジョージ・クルーニー主演の『パーフェクト・ストーム』、2004年にブラッド・ピット主演の『トロイ』など発表。

ペーターゼンの最後の英語作品となったのは、2006年の『ポセイドン』。2016年、彼はドイツに戻り、最後の作品となるドイツ語の犯罪コメディ『Vier gegen die Bank』を監督した。