HOME > ニュース >

グリム・リーパーのヴォーカリスト、スティーヴ・グリメット死去

2022/08/16 09:24掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Steve Grimmett
Steve Grimmett
NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)の雄、グリム・リーパー(Grim Reaper)のヴォーカリストであるスティーヴ・グリメット(Steve Grimmett)が死去。彼の家族がSNSで明らかにしています。死因は発表されていません。62歳でした。

兄弟のひとり、マークはSNSに「何から話したらいいのか分からないので、ただ率直に言うだけだ。多くの人が知っているように、とても悲しく、とても重い気持ちで皆さんにお伝えしなければならない。僕のとても才能のある兄弟、スティーヴ・グリメットは、とても悲しいことに、今日亡くなった。僕の心は、妻のミリー、パパとママ、ラッセル、サミ、イーサンに向かっている。 言葉にできないほど寂しい。愛してるよ、兄弟××」と投稿。

スティーヴの息子であるラスは、「今の気持ちを言葉にすることはできません。父はとても有名な人だったので、僕たちが望むよりも早くニュースが届き始めています。残念なことに、父は今日亡くなり、世界と僕たちの心に大きな穴を残しています。僕たちはとても悲しんでいます。お父さん、ゆっくり休んでね。僕たちはいつもあなたを愛していますxxx」と投稿しています。

スティーヴはここ近年、数々の健康問題を抱えており、2017年にはバンドが南米でツアー中、足の感染傷が骨にまで広がり、右足の一部を切断していました。

スティーヴ・グリメットは1959年にスウィンドンで生まれる。

グリム・リーパーは1979年に結成され、1982年にスティーヴが加入。1983年にデビュー・アルバム『See You in Hell』をリリース。その後、『Fear No Evil』 (1985年)、『Rock You to Hell』 (1987年)と続き、人気を博したが、1987年に契約関連で訴訟問題が起き、嫌気が差したスティーヴは翌年1988年に脱退。バンドはそのまま解散した。

スティーヴはその後、ライオンズハートのフロントとして5枚のアルバムを発表。

2006年に新ラインナップでグリム・リーパー(スティーヴ・グリメッツ・グリム・リーパー名義)を再結成し、2016年に『Walking in the Shadows』、2019年に『At the Gates』をリリースした。