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ストーン・サワーの新作『House of Gold & Bones』、後編の日本発売が決定

2013/01/08 09:45掲載(Last Update:2013/02/03 01:04)
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Stone Sour
Stone Sour
ストーン・サワー(Stone Sour)が2部構成のコンセプト・アルバムとして発表する新作『House of Gold and Bones』。2012年10月に発売した前編に続く後編『Part 2』の日本発売が決定。国内盤は4月3日(海外:4月9日)

なお、前・後編2タイトルのパッケージを組み立てると「ハウス(家)」が出来上がる予定。以下はそのパフォーマンス内容を説明した映像



パッケージをデザインしたショーン・モッシャー・スミスのコメント
「コリィから物語をもらい、パッケージに関して彼からもらった指示は、“この物語からインスパイアされるものを自由に表現して欲しい”という事だけだった。非常にチャレンジングな作業だったけど、物語の持つテイストを各ページで表現していったんだ。実際に二つのパッケージを組み合わせて家を形作る、というアイデアは、もともとはコリィから出たものだ。二人でいろいろな話をしながら可能性を探り、ロードランナーのクリエイティブ・ディレクターの手を借りて、実現できたものなんだ」

コリィ・テイラーのコメント
「アルバムを作り始めた時から、二つのパッケージで何か特別なものを作りたい、という思いがあった。二つのパッケージが組み合わさって、何か特別なものが出来上がる、という形のね。何ができるのか、何度も話し合っていたけど、実際出てきたプランは、最初の目論見を遥かに凌ぐ、とんでもないものになったね。実際にダミーが出来上がって自分で作ってみたんだけど、すごく混乱しちゃってさ、結局他の人に作り方を教えてもらっちゃったんだ。だから、ファンのみんなが実際にこの2枚のパッケージを手にして、試行錯誤しながら家を作り上げていく事を考えただけで、とても楽しくなってくるよ。たぶん2つのパッケージでこんな事をしたバンドは、今までにいないんじゃないかな?」

以下はプレスリリース

リアルなロックを吐き出す、アイオワ出身のグラミー賞ノミネート歴を持つロック・バンド、ストーン・サワーが、2部作からなる『ハウス・オブ・ゴールド・アンド・ボーンズ』というコンセプト・アルバムの第2弾作品、『ハウス・オブ・ゴールド・アンド・ボーンズ パート2』を4月3日、Roadrunner Records/Warner Music Japanより発売する(US発売日は4月9日)。彼らの地元であるアイオワ州デモイン郊外にあるSound Farm Studiosにてレコーディングされた今作のプロデューサーは、前作『パート1』同様、TOOLやMUSEなどを手掛けるデイヴィッド・ボトリルが担当。壮大なコンセプト・ストーリーの前半部分を描いた『パート1』は、世界中から称賛を受ける作品となったのだが(英KERRANG!誌は同作を「ストーン・サワーのキャリアにおいて最も完成された作品。深み、感情、そして精神性がその全てに封じ込められている。2013年はストーン・サワーの年になるだろう」と語っている)、遂にその完結編とも言える最終章が発表されるのだ。

『ハウス・オブ・ゴールド・アンド・ボーンズ パート2』からのファースト・シングル曲「ドゥ・ミー・ア・フェイヴァー」は、全米で2013年2月12日より、ここ日本でも2013年2月13日よりデジタル配信がスタートする。この楽曲のビデオ・クリップは、ハイ・オン・ファイアーのビデオ・クリップでRevolver Magazineから2012年ベスト・ビデオを受賞した経歴を持つ、Phil Mucciが監督する予定だ。前作『ハウス・オブ・ゴールド・アンド・ボーンズ パート1』からのシングル曲「アブソルート・ゼロ」は米Active Rockチャート及びMainstream Rockチャートで第1位を記録。米Billboard誌はこのシングルを「確固たる信念を持つロック・アクトによる、聴くもの全てを鼓舞させる楽曲」と評している。

また、ストーン・サワーは2013年5月2日にLAで行われるRevolver Magazine主催の「ゴールデン・ゴッズ・アワード」に出演、ライヴを披露する事が予定されている。ストーン・サワーはこの「ゴールデン・ゴッズ・アワード」にて、“ベスト・ボーカリスト”(コリィ・テイラー)、“アルバム・オブ・ザ・イヤー”(『ハウス・オブ・ゴールド・アンド・ボーンズ パート1』、“ベスト・ドラマー”(ロイ・マイヨルガ)の3部門にノミネートされており、ストーン・サワーのフロントマン、コリィ・テイラーのもう一つのバンド、スリップノットも“ベスト・ライヴ・バンド”と“モスト・デディケイテッド・ファンズ”の2部門でノミネートされている。

最も豊かな才能の持ち主でもあるフロントマン、コリィ・テイラーは先日サンダンス映画祭に出演、デイヴ・グロールが制作したドキュメンタリー映画『Sound City』に出演したメンバーを集めたスーパー・バンド、Sound City Playersのメンバーとしてパフォーマンスを披露している。この映画はカリフォルニア州Van Nuysにある、フリートウッド・マックやトム・ペティ、ニール・ヤングやニルヴァーナ、そしてスリップノットといった数えきれないほどの名作を作ってきたレコーディング・スタジオ、Sound Cityの歴史を描いたドキュメンタリー作品。この映画ではスタジオの歴史だけではなく、このスタジオにまつわる人間模様も描いており、デイヴ・グロールがスタジオのベテラン・エンジニアを招待し、このスタジオにあった伝説的レコーディング・コンソール、Neve 8028を使ってオリジナル楽曲を制作する風景までとらえているという。ちなみにこの伝説的コンソールは、Sound Cityがスタジオ業を終了した2011年、デイヴ・グロールが買い取っている

シンガー、ソングライター、そして作詞家でもあるコリィ・テイラーは、2011年に発表した本『Seven Deadly Sins』でベストセラー作家の仲間入りを果たしたのだが、その彼が物語の全てを執筆、その物語に沿う形で作り上げられたアルバム『ハウス・オブ・ゴールド・アンド・ボーンズ』に収録される23曲の歌詞を書き上げている。この2枚からなるコンセプト・アルバムは彼が創り上げた壮大な物語を語る一つの手段となったのだが、先日、コリィはDark Horse Comicsとタッグを組み、この『ハウス・オブ・ゴールド・アンド・ボーンズ』の物語をコミック化する事を発表している。Empty ZoneやBatman、Abe Sapienなどを手掛けてきたジェイソン・ショーン・アレクサンダーによる表紙が強烈なインパクトを放つこのコミックで、コリィ・テイラーはコミック界にも進出する事になるのだ。このコミックは全4巻からなるシリーズで、第1巻は2013年4月17日にUSで発売が予定されている。

現在ストーン・サワーは全米ツアーを行っているのだが、2013年5月、遂に日本に降臨する伝説のロック・フェス、OZZFEST JAPAN 2013への参戦も決定している(このフェスにはコリィのもう一つのバンド、スリップノットも初日ヘッドライナーでの出演が決定)。ストーン・サワー史上最強の最新作発売と、その最新作発売直後というタイミングでの来日公演で、その大きなうねりは確実にここ日本をも飲み込んでいく事となる。
●『House Of Gold And Bones Part 2』

01. Red City
02. Black John
03. Sadist
04. Peckinpah
05. Stalemate
06. Gravesend
07. '82
08. The Uncanny Valley
09. Blue Smoke
10. Do Me A Favor
11. The Conflagration
12. The House Of Gold & Bones