オウテカは『メトロイドプライム』の音楽を依頼されていた　最終的に実現せず

オウテカ（Autechre）が任天堂『メトロイド』シリーズの作品で音楽を担当する可能性があったことが、メンバーのショーン・ブースによって明らかにされています。

ショーン・ブースはTwitchの「Ask Me Anything」セッションの中で、2002年に発売された『メトロイドプライム』を開発したレトロスタジオからサウンドトラックの制作を持ちかけられたことを振り返っています。

「この話をするのは厳密にはNDA（秘密保持契約）に違反するけど、基本的に僕たちはサウンドトラックの制作を依頼されたよ」

オウテカは、すっかり乗り気になっていて、参加する準備は万端だったのですが、任天堂は最終的に長年の作曲家である山本健誌を起用することにしました。ブースは「何らかの理由でダメになったんだ」と述べています。

『メトロイドプライム』のサウンドトラックがオウテカのサウンドにかなり近いという意見について、実際に2人が作曲したわけではありませんが、ブースは次のように述べています。

「彼らがどれだけサウンドに関与しているのか、あるいは意図的に僕たちのサウンドに近づけようとしているのかは分からないけど、僕自身はそうは思わない。僕らのサウンドに似ていると言っている人たちを読んだことがあるけど、そんなことはないと思う。それは本当に主観的なことなんだ」