クレイジー音楽大全 クレイジーキャッツ・サウンド・クロニクル / 佐藤利明
戦後のジャズ・ブームをリードしたバンドのひとつがクレイジーキャッツ。彼らは「日本のビートルズ」ともよばれ60年代に日本中を席巻。日本の芸能文化の発展に大きな影響を与えたクレイジーキャッツの魅力をさまざまな角度から検証するシリーズ「クレイジーキャッツの音楽史」(全4回)がNHKラジオ第2の番組『カルチャーラジオ 日曜カルチャー』で8月7日(日) から毎週放送されます。出演は音楽評論家の佐藤利明
■『カルチャーラジオ 日曜カルチャー』
●「クレイジーキャッツの音楽史」(1)
NHKラジオ第2 8月7日(日) 午後8時00分〜 午後9時00分
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で描かれた戦後のジャズ・ブーム。それをリードしたバンドのひとつがクレイジーキャッツでした。彼らは「日本のビートルズ」ともよばれ1960年代に日本中を席巻しました。音楽評論家 佐藤利明さんが、日本の芸能文化の発展に大きな影響を与えたクレイジーキャッツの魅力をさまざまな角度から検証する4回シリーズ。第1回は「初心者のためのクレイジーキャッツ入門」と題してお話しします。
●「クレイジーキャッツの音楽史」(2)
NHKラジオ第2 8月14日(日)午後8時00分〜 午後9時00分
第2回「戦後ジャズ・ブームと7人の猫たち」。クレイジーキャッツといえばコミックバンド。そんなイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、笑いのセンスはもちろんのこと、ジャズマンとしてのセンスも一流でした。今回は、昭和20年代の戦後ジャズ・ブームの中で、バンド結成前の7人がどんな音楽活動をしていたのか?そして、結成後、ジャズバンドからコミックバンドとよばれるようになるまでの足跡をたどります。
●「クレイジーキャッツの音楽史」(3)
NHKラジオ第2 8月21日(日)午後8時00分〜 午後9時00分
第3回「スーダラ節の衝撃」。♪わかっちゃいるけどやめられない!-じだらくな生活を送るサラリーマンを風刺したコミックソング「スーダラ節」は、累計売上げ80万枚をこえる大ヒットを記録。ニッポン中に大きなインパクトを与えました。その衝撃がもたらしたものとは何だったのでしょうか?青島幸男の作詞・萩原哲晶の作曲により曲が完成したときに、実は歌うべきか悩んだという植木等のかっとうも含めてお話しします。
●「クレイジーキャッツの音楽史」(4)
NHKラジオ第2 8月28日(日)午後8時00分〜 午後9時00分
第4回「コミックソングと高度経済成長」。クレイジーキャッツは昭和から平成にかけてコミックソングの一時代をつくりました。その間、高度経済成長、オイルショック、バブルなど、さまざまな局面がありました。植木等さん演じる“無責任男”というキャラクターは、私たちに何を教えてくれたのでしょうか?シリーズ最終回は、映画の中で歌われた曲を中心にその変遷をたどりながら、彼らが日本にもたらしたものについて考えます。
【出演】音楽評論家…佐藤利明
番組ページ
https://www4.nhk.or.jp/P1940/