ディープ・パープル(Deep Purple)からギタリストの
スティーヴ・モーズ(Steve Morse)が脱退。バンドのSNSアカウントで発表されています。
スティーヴは2022年4月に「家庭の事情」により、ディープ・パープルのライヴ活動から一時的に離脱すると発表していました。
1994年にバンドに加入して以来、スティーヴはバンドと共に8枚のスタジオ・アルバムを制作し、長年にわたってディープ・パープルのライヴを支えてきました。
以下、ディープ・パープルの声明より
「ディープ・パープルは、四半世紀以上にわたってギタリストを務めてきたスティーヴ・モーズがバンドから退くことを発表します。
スティーヴの個人的な事情により、2022年以降もバンドのスケジュールをこなすことが不可能になったためです。数ヶ月前、スティーヴは、彼の妻であるジャニーンが癌と闘っているという悲しい事実をバンドのファンと共有しました。彼自身の言葉を借りれば“僕は彼女のそばにいなくてはならない”」
以下、スティーヴ・モーズの声明より
「昨年の秋、ドイツでパープルのライティングセッションを突然抜け出したのは、妻が本当に医療危機に陥ったからなんだ。それから約1年、僕たちはステージ4の進行性癌と彼女の残りの人生のための化学療法を受け入れることを学んでいる。僕たち夫婦はライヴに行けないことを寂しく思っているけど、家庭の事情はすぐに変わってしまうので、長期の、あるいは遠くのツアーに参加することはできない。去年の秋に、奇跡的に癌が治るという話を聞いて、代役のギタリストを立てることを提案した。でも、28年間バンドをやってきて、時間が経つにつれて、このままではいけないと思うようになったんだ。
僕はすでにフロリダのロック・レジェンド・クルーズでパープルとの最後のライヴを行っている。ライヴを強く支持し、すべての公演を刺激的な経験に変えてくれたリスナーに感謝したい。バンドやクルーのみんなと会えなくなるのは寂しいけど、ジャニーンのヘルパーや擁護者であることは、多くの重要なポイントで本当の違いを生んでいるんだ。
ジャニーンは自分の限界に順応するにつれて、いろいろなことを自分でできるようになるので、できれば2人とも家から出られるように、友人たちと近場で短いコンサートツアーをしようと思っている。
(代役を務めているギタリストの)サイモン(マクブライド)はすでにギグに釘付けになっているようだけど、僕は今、リッチーの“Smoke on the Water”のイントロがどのように録音されたか、その秘密が詰まった金庫の鍵を渡すよ。僕は一度も開けたことがないけど」