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ピンク・フロイド 「A Great Day For Freedom 2022」のミュージックビデオ公開

2022/07/23 17:30掲載
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ピンク・フロイド featuring アンドリーイ・クリヴニューク(ブームボックス) / Hey Hey Rise Up 【7インチ・アナログ・シングル】*日本盤のみ2000枚限定Clear Vinyl
ピンク・フロイド featuring アンドリーイ・クリヴニューク(ブームボックス) / Hey Hey Rise Up 【7インチ・アナログ・シングル】*日本盤のみ2000枚限定Clear Vinyl
ピンク・フロイド(Pink Floyd)は「A Great Day For Freedom 2022」のミュージックビデオ公開。

4月にデジタル・リリースしたウクライナ支援チャリティ・シングル「Hey Hey Rise Up」は、新たに7インチ・アナログ・シングルとCDシングルとして発売されることが決定しています。このシングルのBサイド曲が「A Great Day For Freedom 2022」です。シングルの英国発売(7月15日)にあわせて、デジタル/ストリーミングでもリリースされています。

「A Great Day For Freedom」は1994年のアルバム『The Division Bell』に収録されている楽曲で、ベルリンの壁崩壊後の自由と希望を歌ったもの。

このヴァージョンの説明によると、デヴィッド・ギルモアは以前から、もっとシンプルで直接的なヴァージョンを録音したいと考えていたという。このオーディオのベースは1994年にロンドンのEarl’s Courtで行った『Pulse』ライヴのリハーサルからのもので、ビデオにもこのリハーサルからの映像が使われています。この曲を再考し、ニック・メイスン(ドラム)、リチャード・ライト(キーボード)、サム・ブラウン、クラウディア・フォンテーヌ、ダーガ・マクブルーム(バック・ヴォーカル)が参加したオリジナル・テープに手を加えた2022年ヴァージョンを創りあげています



「Hey Hey Rise Up」のフィジカル・リリースは、日本盤はピンク・フロイド初のソニーミュージックグループ自社一貫生産アナログレコード、“限定Clear Vinyl”で8月3日に発売されます。英国では7月15日、米国では10月21日に発売される予定です。

以下、リリース決定時のインフォメーションより

ウクライナの人々を支援するために4月にデジタル・リリースされ、27カ国で1位を獲得した、ピンク・フロイド28年振りの新曲「Hey Hey Rise Up」が、限定7インチ・アナログ・シングルとCDシングルのフィジカル・フォーマットでのリリースが決定した。カップリング曲は1994年『対(TSUI)』の「壁が崩壊した日・・・(A Great Day For Freedom」のニュー・ヴァージョンを収録。日本盤7インチ・アナログ・シングルは日本のみClear Vinylでのリリースが許諾され、ピンク・フロイド初のソニーミュージックグループ自社一貫生産アナログレコードで2000枚限定発売となる。全てのフォーマットの収益はウクライナ人道支援募金へ寄付される。

「Hey Hey Rise Up」は1994年の『対(TSUI)/The Division Bell』以来28年振りの、バンドとして新たにレコーディングを共にしたオリジナル音源となるもので、デヴィッド・ギルモアとニック・メイスンに、ピンク・フロイドのベーシストを長く務めたガイ・プラット、キーボードにはニテイン・ソーニーが加わり、ウクライナのバンド、ブームボックス(Boombox)のアンドリーイ・クリヴニューク(Andriy Khlyvnyuk)の類まれなヴォーカル・パフォーマンスがフィーチャーされている。同曲が3月の終わりにレコーディングされた当初、ブームボックスのアメリカ・ツアーを離れて帰国し領土防衛隊に参加したアンドリーイは、迎撃砲の榴散弾の負傷でキーウの病院に入院中だった。英The Independent紙は「異常な時代に放たれる異例のプロテスト・ソング」、The Times紙では「深い緊迫感と深い感動を覚える」と評している。

このアナログ、CD両フォーマットのためのカップリング曲もスペシャルだ。デヴィッド・ギルモアは1994年『対(TSUI)』に収録され、ベルリンの壁崩壊後の自由と希望を歌った「壁が崩壊した日・・・(A Great Day For Freedom」を再考し、ニック・メイスン(ドラム)、リチャード・ライト(キーボード)、サム・ブラウン、クラウディア・フォンテーヌ、ダーガ・マクブルーム(バック・ヴォーカル)が参加したオリジナル・テープに手を加えた新たなる “2022年ヴァージョン”を創りあげた。

1994年当時、ギルモアはこのように語っていた。
「ベルリンの壁が崩壊したのは素晴らしい瞬間だった。東欧が社会主義システムという非民主的な側から解放されたんだ。でも彼らの生活は一向に良くなったように見えない。僕は再びすべてをかなり悲観的に見ている。希望を持って暮らしたいなと思ったりはするけれど、歴史の動くペースが、僕たちが思っているよりずっと遅いような気がしてしまいがちなんだ。本物の変化には長い、長い時間がかかるような気がしている」。

「Hey Hey Rise Up」のインスピレーションについてはこうコメントした。
「どんな戦争もそうだけど、世界の超大国のひとつが民主主義の独立国家を侵攻することで始まる戦争というのは特に、多大な怒りと不満を人の心に抱かせずにはいられない。以前も話したけど、僕はあの国にちょっとした縁がある。義理の娘がウクライナ出身だった。それにブームボックスというバンドのメンバーは、少し前からの知り合いだ。ひとりの人間が別の民主主義の独立国家を侵攻しその人民を殺そうとする権力を持ち得るなんて、ものすごい辛さや苛立ちや憤りを感じる。とにかく信じられないほど不愉快だね」。 
                         
アートワークにはキューバ人芸術家のヨサン・レオン(Yosan Leon)による作品「The Sunflower Look」が使用されている。ウクライナの国花ヒマワリの絵画がフィーチャーされており、ロシア兵にひまわりの種を手渡し、彼らが死んだときにヒマワリが育つようにポケットに入れて持ち歩きなさいと伝えた、世界中で視聴された動画に登場する女性へ捧げられている。

●「Hey Hey Rise Up」ミュージック・ビデオ


●「Hey Hey Rise Up」の歌詞の大意はこちら

草原の赤いガマズミが頭を低くもたげている
栄光の祖国ウクライナの悩める姿のように
その赤いガマズミを私たちは引き受け 育てよう
そして私たちは 栄光の祖国ウクライナは 
さあ 立ち上がろう 勝利の喜びを
その赤いガマズミを私たちは引き受け 育てよう
そして私たちは 栄光の祖国ウクライナは 
さあ 立ち上がろう 勝利の喜びを
【プロダクツ概要】
●ピンク・フロイド featuring アンドリーイ・クリヴニューク(ブームボックス) / 「Hey Hey Rise Up」  
PINK FLOYD FEATURING ANDRIY KHLYVNYUK of BOOMBOX / 「Hey Hey Rise Up」

【7インチ・アナログ・シングル】 完全生産限定盤 SIKP1011 税込\\1,980(税抜¥1,800) *日本盤のみ2000枚限定Clear Vinyl
【CDシングル】 SICP6479 税込\\1,100(税抜¥1,000) 

収録曲
A. Hey Hey Rise Up (3:26)
B. 壁が崩壊した日…2022 / A Great Day For Freedom 2022 (4:07)