Judas Priest / Screaming for Vengeance
ジューダス・プリースト(Judas Priest)が1982年7月にリリースしたアルバム『Screaming for Vengeance (邦題:復讐の叫び)』。発売40周年を迎えたことを記念して、メンバーとプロデューサーのトム・アロムがGrammy.comのインタビューで、同作について語っています。その中で、トム・アロムは
グレン・ティプトン(Glenn Tipton)と
K・K・ダウニング(K.K. Downing)のライバル関係がバンド・サウンドに与えた影響について語っています。
「お互いに負けられないという大きなライバル心があったように思うよ。二人とも、弾けないものを弾けるようになるまでやり続けていた。そのライバル心が、ギターを素晴らしいものにしたんだ。特に覚えているのは、グレンがソロを考え始め、それに悪戦苦闘していたこと。彼は、必要なら何日もかけて、弾けるようになるまで練習していた。
もちろん、ミスを指摘することもできたけど、当時はアナログ時代だったからね。それが完成するころには、そのトラックをライヴで演奏しても、まったく問題なく演奏できるようになっていた。それがすごく良かった。
2人が同じ曲でリズムギターを弾いていても、スタイルが違うから音が大きくなるんだ。イントネーションがそれぞれ違うから、片方が弾いてダブルトラックするよりも大きな音になる。それぞれが自分の楽器から違う雰囲気を作り出しているんだ」