元
スレイヤー(Slayer)のギタリスト、
ケリー・キング(Kerry King)は、自身の新プロジェクトについて英Metal Hammer誌で語っています。
キングは2021年、まだ名前が明かされていないこのバンドのために書かれた楽曲がアルバム2枚分以上あることを明かしていました。彼は新曲に関してスレイヤー・ファンが失望することはないだろうと語っています。
「君は俺のことを知っているので、それがどんな音になるのか知っているはずだ。この新曲を友達に聴かせたんだけど、彼に“ここ数年で俺が書いた曲でスレイヤーみたいなのがあるとすれば、それはこれだ”って言ったんだ。すると彼は“スレイヤーのどのアルバムに収録されてもいいようなサウンドだ”と言っていたよ。実はこのリフは、スレイヤーのライヴのバックステージで作ったんだ。ステージに向かって歩いているときに、携帯電話を取り出して忘れないように録音したんだよ。
この曲はセッションのために完成させた最後の曲のひとつなんだ。この曲が放送されたり、お店やAppleなどで音楽を購入できるようになったら、それがどれなのか、みんなで推理ゲームをして議論して欲しいね」
キングは他に誰がバンドに参加するかについては口をつぐんでいますが、元スレイヤーのドラマー、ポール・ボスタフの参加は認めています。
「リハーサルを始めたばかりで、唯一紹介できるのはポールだ。スレイヤーから彼を連れてきて、よく一緒に仕事しているんだ。リハーサルを始めたのは3月末。俺とポールが一緒に部屋に入ったのは、2019年末のあのスレイヤーの最後のライヴ以来だったんだ」
キングはまた、ライヴへの意欲を語り、パンデミック以前に新プロジェクトでツアーを行う予定であったことを示唆しています。
「2020年に出ていたかもしれない。でも、パンデミックというものが、全てを台無しにしたんだ。俺は待った。その流れが来るのを待たねばならなかったんだ。実験台にはなりたくなかったし、ツアーのやり方をまた学びたくなかったんだ。もう自分の力を証明する必要はないんだ。
腰を上げようとしなかったのか? ああ、このパンデミックのクソを解決してほしかったからな。もうこれ以上、足を引っ張ることはないだろう」
ライヴそのものについては、キングは「スレイヤーのような大きさの会場を期待しないでくれ」と話しています。