HOME > ニュース >

『ポストブラックメタル・ガイドブック』発売

2022/07/18 18:01掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
ポストブラックメタル・ガイドブック: 耽美・叙情・幻想・前衛
ポストブラックメタル・ガイドブック: 耽美・叙情・幻想・前衛
『ポストブラックメタル・ガイドブック: 耽美・叙情・幻想・前衛』がパブリブから8月15日発売。同社の『世界過激音楽』シリーズのVol.16。

近年、ブラックメタルは細分化が著しく進んでいますが、その中でも最も人気と言えるのがポストブラックメタルではないでしょうか。ポストメタルやポストロック、ポストパンクといったジャンルとも切っても切れないスタイルであり、ブラックメタルの古典的な手法や様式に囚われないジャンルです。

「〇〇ゲイズが多すぎる」「My Bloody Valentine、Slowdiveの影響」「メタル界での「Harakiri」」「ノルウェーがブラックメタルをやめる問題」等のコラムも掲載
■『ポストブラックメタル・ガイドブック: 耽美・叙情・幻想・前衛』
近藤知孝 (著)

<内容>
ポストロックやトリップホップ、アンビエントなどを自由自在に取り込み、メインストリームにも波及……

ブラックメタルの古典的な手法や様式に囚われず、自由さと冒険心に溢れ、メタルから逸脱したスタイルであっても、「ブラックメタル」と名乗ることを許される寛容なジャンル

Alcest 子どもの頃の白昼夢フェアリーランドを音楽で表現する天才
Deafheaven 激情ハードコアとシューゲイザーを取り込んだブラックゲイズの立役者
Ulver 黎明期から存在しプログレッシヴ・ロックの地平をひた走る
Harakiri for the Sky 死をモチーフにした世界観と儚いメロディーをパワフルに聴かせる実力者
Liturgy あらゆる垣根を破壊する超越的ブラックメタルを追究する
Botanist 植物コンセプトにハンマーダルシマーを操る横国大出身の異才
Violet Cold Variousと呼ばれEDMやシューゲイザー、ポストロックを貪欲に取り込む
Ihsahn 闇の皇帝Emperorで知られるが自由な音楽探究の旅に出たプロフェッサー

「〇〇ゲイズが多すぎる」「My Bloody Valentine、Slowdiveの影響」「メタル界での「Harakiri」」「ノルウェーがブラックメタルをやめる問題」等のコラムも

<著者について>
大阪府在住。大阪市内の広告代理店勤務。怪談好き。音源感想ブログ『むじかほ新館。 ~音楽彼是雑記~』を運営。ブログをはじめた理由は備忘録を残したかったのと、自分の感じた描写をジャンル関係なくアウトプットしたかったから。自発的に音楽を聴くようになったきっかけは、黒夢の「Mind Breaker」をラジオで聴いて。海外の音楽ではじめて買ったCDはRicky Martin。メタルの入口はEmperor。メタルを聴く以前は、Vampilliaのメンバーが運営していたCDショップで、メンバーの薦められるままにポストロックやエレクトロニカを聴き漁っていた結果、色々拗らせて今に至る。現在は関西屈指のメタルショップS.A Musicに通う日々。