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ブリトニー・スピアーズのヒット曲を意図せず共作してしまったギタリスト、そのいきさつを語る

2022/07/13 20:27掲載
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Britney Spears - Don't Let Me Be The Last To Know (Official HD Video)
Britney Spears - Don't Let Me Be The Last To Know (Official HD Video)
別のアルバムを制作中に、プロデューサーの後ろで、たまたま自分のオリジナル曲を弾いたギタリスト。それから何年も経ってからプロデューサーに「君のあのアイデアなんだけど、ブリトニー・スピアーズの曲に使ったんで、ソングライティングのクレジットに君の名前を入れといたらか」と連絡を受ける。

このギタリストは、長年に渡りリード・ギタリストとしてブライアン・アダムスのサウンドを支えるキース・スコット。彼は『Mitch Lafon and Jeremy White Show』のインタビューの中で、ブリトニー・スピアーズの「Don't Let Me Be The Last to Know」のソングライティングのクレジットに名前が書かれた理由について語っています。

「まあ、長い話なんだ。(ロバート・ジョン)マット・ラングの話なんだけど、フランスで(ブライアン・アダムスの)『18 Til I die』のオーバーダブをやっていたんだ。マットが編集作業をしていて、僕は彼の後ろに座ってこのコードスケールを弾いていたんだ。彼は立ち止まって振り返って、“それは何?”と言ったので、僕は“これは僕がずっと取り組んできたものだよ”と言ったんだ。

(しばらくして)アルバムが発売され、彼が電話をかけてきて“君が演奏していたアイディアなんだけど、覚えているよね”と言ったんだ。何年も前のことだったので僕は“何のこと?”って感じだったんだ。

彼は“君が演奏していたものなんだけど、それを俺はシャナイア(トゥエイン、当時ラングの妻でDon't Let Me Be The Last to Knowの共同作曲者)のために書いた曲に使ったんだ。その曲はブリトニー・スピアーズにあげたんだ。ソングライティングのクレジットに君の名前を入れといたらか”と言っていた。

僕は“えーと、僕はその曲とは何も関係ないんだけど”と言うと、彼は“いや、こういうことなんだ。君がしたこと僕は報いる必要がある。その部分がなければ、この曲は正しいとは言えないからね”と言っていた。あれは彼の(主導による)もので、僕を加えてくれたんだ。そして、これが彼女の最大の曲となったんだ。

彼がそうしてくれたのはとても優しいことだけど、絶対にしなければいけないことではなかったんだ。他の誰もそんなことはしなかっただろうね。それがマット・ラングと他の誰かとの違いなんだ」。