HOME > ニュース >

L.A.ガンズのトレイシー・ガンズ パニック障害対策のためステージで演奏するのを断念するが会場のトイレで演奏してライヴに参加

2022/06/25 20:56掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Tracii Guns performs entire show in a bathroom
Tracii Guns performs entire show in a bathroom
L.A.ガンズ(L.A. Guns)のギタリスト、トレイシー・ガンズ(Tracii Guns)はパニック障害を抱えています。普段は問題ないのですが、暑さが引き金になってしまうようで、暑い中で演奏することはできないという。6月23日のテキサス公演では暑さのためにステージで演奏するのを断念しますが、彼はライヴを欠席しませんでした。なんと、ライヴ会場のバックステージにあるトイレで全曲演奏してライヴに参加しています。

当日の会場は屋外でした。トレイシーはこの公演について、ソーシャルメディアに次のように投稿しています。

「俺がパニック障害であることは多くの人が知っている。95%完璧にコントロールできているけれど、暑さが残りの引き金になって、暑い中で演奏することはできないんだ。でも......。今日のライヴでは解決策が見つかり、ステージのすぐ後ろにあるエアコンが効いた快適なトイレで演奏することになったんだ。もし、どうしても俺の演奏を見たければ、セット中にインスタグラムのライヴ配信をするつもりだよ」

Ultimate Classic Rockによると、トイレで演奏することはベーシストのジョニー・マーティンの提案だったそうです。マーティンによると、トレイシーは不安がまだかなり蔓延しているので、ライヴをするつもりは全くなかったという。マーティンは「ステージの近くにエアコンの効いた場所を見つけようと提案したんだ。そしたら...。ほら見て、これ! .... ここにいるんだ。彼が出演を見合わせるよりずっといい。俺は天才だ!」とコメントしています。トレイシーのためにトイレにケーブル、オーディオ機器、ビデオスクリーンが設置されています。

トレイシーは、バックステージにあるトイレで「Speed」を演奏している動画を投稿しています。