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メタルコメディムービー『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』 続編制作中

2022/06/15 13:07掲載(Last Update:2022/06/15 13:30)
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『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』 © Making Movies, Filmcamp, Umedia, Mutant Koala Pictures 2018
『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』 © Making Movies, Filmcamp, Umedia, Mutant Koala Pictures 2018
フィンランドのコメディ映画史上最大規模の巨費を投入したメタル・コメディ・ムービー『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(原題:Heavy Trip)』。共同脚本・監督のユーソ・ラーティオによると、続編の制作が進んでいます。

英Metal Hammer誌の『ヘヴィ・トリップ』の特集の中で、『Heavy Trip 2』はあるのだろうかという質問に対して、ラーティオはこう答えています。

「制作中だよ。本当に良い脚本を書いたので、今年の夏に撮影する予定だったんだ。来年には撮影する予定だよ。でも、どうなることやら。前作は6年かかったので、今回はそんなに長くかからないといいんだけど」

以下はBlu-ray/DVDリリース時の『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』のインフォメーションを再掲

『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』は2018 年の SXSW でワールドプレミア上映され一躍話題となったフィンランドのコメディ映画史上最大規模の巨費を投入したヘヴィ・メタルコメディ超大作!

12年間活動しながらも一度もライヴ経験なし、オリジナル曲なしのフィンランドの田舎でくすぶる単なるコピーバンドだったインペイルド・レクタム(意味:直腸陥没)の頑張る雄姿が眩しい、ベタベタな展開 、メタル満載 、 小ネタ大量、 盗難事件あり、バイキング船の堂々たる巡航あり、果てはフィンランドとノルウェーの武力紛争にロマンスもあり!で描く、まさに破天荒な鋼鉄のロードムービー。

劇中に登場するインペイルド・レクタムの記念すべき初オリジナル曲「 溢れ出す分泌物」は、痛みにもだえ、地獄に向かうトナカイたちの魂の叫びから生まれたブラストビートに、メンバーの個人的な不運を“ももに垂れるクソ”としてうたったデス・メタルの名曲。これは 人口比率で換算した結果 世界で最も多くのメタルバンドが存在する ことが判明したヘヴィ・メタル超大国フィンランドにしか作りえない映画であり、多くのハリウッド映画とは一味も二味もちがう、どこか様子のおかしい なんともいえない魅力を放つ映画だ。音楽映画としてもコメディ映画としても映画史上最高の作品と評される『スパイナル・タップ』(84)と比較されてしまっているほど。

監督のユーソ・ラーティオ、ユッカ・ヴィドゥグレンは本作品が長編デビュー。音楽を担当しているのはフィンランドを代表するヘヴィ・メタルバンド、ストラトヴァリウスでも活躍するラウリ・ポラー。ここ日本では “生き恥のロードショー”という意味不明な公開表記が記されたチラシが配布され、公開前から<あらすじがヤバい>など SNS を中心に何故か話題を呼び、公開後は連日満席が続出する大ヒット、劇場内が爆笑と涙に包まれ、上映終了後には自然発生的に拍手が起こるという、映画として最良のかたちが連日展開された。

映画サイトCocoの満足度ランキングでは 2 週連続一位を獲得、あまりの反響によりメイン館のシネマート新宿では閉店詐欺のごとく度重なる上映延長が繰り返され、一部では“ヘヴィ・トリッパー”と呼ばれる重度のリピーターと熱狂的なファンを増殖させ全国へと広がった。さらにはTシャツが映画館で数千枚も売れるなど、ミニシアター上映のインディペンデント作品としては異常事態に。


日本版予告編映像