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<ヘヴィメタル編み物世界選手権 2022>ファイナリスト10組発表 日本からは2組出場

2022/06/10 12:55掲載
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Heavy Metal Knitting World Championships 2022
Heavy Metal Knitting World Championships 2022
ヘヴィメタルが鳴り響く中で最高の編み技を披露、そのパフォーマンスを競うフィンランド発の世界大会<ヘヴィメタル編み物世界選手権(Heavy Metal Knitting World Championships)>。2022年の決勝戦に出場するファイナリスト10組が発表されています。日本からは2組が出場します。2022年の決勝戦は7月8日にフィンランドのヨエンスーで開催されます。

<THE FINALISTS OF 2022 HEAVY METAL KNITTING WORLD CHAMPIONSHIP>

●Backstage Knitter, Sweden
●Bunny Bandit, US
●Cindy Yoshieda, Japan
●Crafts with Ellen, Germany
●Maatiaisgootti, Finland
●String Thing, UK
●Titan feat. Dexter the Dropbear, Australia
●UniKorn, US
●Woolfumes, UK
●Yuki Redrock, Japan

予選は指定曲のパフォーマンスを撮影したビデオを投稿する形で行われました。その中から選ばれた10組が決勝戦に進出します。

以下は「Cindy Yoshieda, Japan」の投稿ビデオ





<ヘヴィメタル編み物世界選手権>は編み物をするニッターがバンドの一員となり、ヘヴィメタルが鳴り響く中で最高の編み技を披露、そのパフォーマンスを競う世界大会です。

すべての始まりは2018年、地元の手芸関係者を取材したラジオのインタビューでした。ニッターたちはインタビューの間、ずっと編み物をしていたのですが、それがやがて、これまで誰もしなかったらしい不思議な質問へとつながっていきました。

「イングヴェイ・マルムスティーンがギターを弾くように、目を閉じ、手を首の後ろに回して編むことは可能ですか?」

「もちろん可能だ!」それが答えでした。

そして、ヘヴィメタルを演奏するバンドのリードパフォーマーにニッターを起用するというアイデアが出され、大会にしようと思いついたのです。

最初のアイデアは、メタル大国であり、手工芸も盛んなフィンランドで、全国大会のイベントを開催しようというものでした。

フィンランドは、人口10万人あたり50組以上のメタル・バンドが存在するというメタル大国。またフィンランドでは編み物が趣味の人は数十万人(正確な数字が不明)いるとされているので、編み物とヘヴィメタルの両方を愛するフィンランド人がいるはずだと考えたのです。

“でも、もしかしたらフィンランド以外の国にもメタルヘッズのニッターがいるのでは?”と考え、そして2019年4月、フィンランド国内大会から、<ヘヴィメタル編み物世界選手権>へと拡大したイベントの日程が発表されました。

第1回大会は日本の「GIGA BODY METAL」が優勝。2020年は新型コロナウイルスの影響で中止となりましたが、完全オンラインで開催された2021年はオランダのグループ「蘇りし編み物の魔女(Resurrection of the Knitting Witch)」が優勝しています。

■<ヘヴィメタル編み物世界選手権>公式サイト
https://heavymetalknitting.com/

■2022年版トレーラー映像


■2021年 優勝「蘇りし編み物の魔女」


■2019年 優勝「GIGA BODY METAL」