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ザ・バンドのロビー・ロバートソン 「大雨の中で行われたフェス。ドクター・ジョンがあるものを頭上に掲げると雨が止んだ」

2022/06/08 15:48掲載
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Robbie Robertson, Bobby Charles and Dr. John perform during 'The Last Waltz'
Robbie Robertson, Bobby Charles and Dr. John perform during 'The Last Waltz'
6月6日はドクター・ジョン(Dr. John)の命日(2019年没)。ザ・バンド(The Band)ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson)は、大雨の中で行われたフェスで、ドクター・ジョンがあるものを頭上に掲げると雨が止んだ、という逸話をSNSで共有しています。

「1969年のトロント・ポップ・フェスティバルでは、6月の大雨の合間に何曲か演奏したんだけど、演奏が終わったとき、僕は“誰かが何かをしなければならない。大変なことになるぞ”と叫んだ。ナイト・トリッパーのドクター・ジョンも2日間のフェスティバルに参加していて、準備をしている中で僕の声を聞いていた。ニューオリンズ訛りの喋り方で、“この雨、何とかならないかな。カバンの中に何かあるかもしれない”と言った。彼と彼のバンドは土砂降りの雨をものともせずにライヴを開始し、夜空に舞い上がるようなファンタスティックなサウンドを響かせた。1曲目が終わると、ドクター・ジョンはギターを離し、シェーカーを頭上に掲げた。そうして、雨は止んだ。黒魔術がどうのこうのということではなく、ひどい雨が止んだのだ。

3年前の今日、僕たちはナイト・トリッパーのドクター・ジョンを失った。安らかに眠れ 友よ」