1990年代にウィリアム・オービットやケミカル・ブラザーズなどとのコラボレーションで注目を集めた、英国の女性シンガーソングライター、
ベス・オートン(Beth Orton)。6年ぶりの新アルバム『Weather Alive』を海外で9月23日発売。リリース元はPartisan Records。
スタジオ・アルバムのリリースは2016年の『Kidsticks』以来。
新作に収録されている楽曲の土台は、彼女の声と、彼女の庭の小屋に設置された「安くて粗末な」アップライトピアノだという。
オートンは新作について、こう説明しています。
「これらの曲を書き、この音楽を作ることを通して、私は自分の周りの世界に戻る方法を見つけました。それは、私が愛し、大切に思う自然や人々に届ける方法です。このレコードは、私が探し求めていた意識とつながることを可能にした、感覚的な探求です。住む気のなかった街に住んでいた時にカムデンマーケットで買ったボロボロの古いピアノと音の響きを通して、私は受容と癒しの方法を見つけたのです」
「このアルバムで起こったことは、人生に追い詰められることによって、自分自身を明らかにし、自分自身とコラボレーションすることができたということだと思います」
アルバムにはドラムにTom Skinner (Sons of Kemet, The Smile)、ベースにTom Herbertというオートンの親しいコラボレーターが参加しており、さらにShahzad Ismaily(ギター、ドラム、ハーモニカ、ベース、ムーグ)、Sam Beste(ビブラフォン)、Francine Perry(シンセ)、Alabaster dePlume(サクソフォン)も参加しています。
このアルバムから新曲「Weather Alive」のミュージックビデオが公開されています。