Rusty / The Resurrection Of Rust
エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)にとっての最初のバンド、ラスティ(Rusty)が再結成。初レコーディング作品のリリースが決定しています。
コステロことデクラン・パトリック・マクマナスは1971年、16歳の時に母親と一緒に彼女の故郷であるバーケンヘッドに引っ越し、そこで1972年の元旦にアラン・メイズとと共に、彼のとっての最初のバンドであるラスティというフォークデュオを結成します。その後12ヶ月間で彼らは数多くのギグをこなしますが、レコーディング・スタジオにたどり着くことができませんでした。
今回、1972年の初ライヴから50周年を記念して、パートナーのアラン・メイズと共にラスティ(Rusty)を再結成させています。コステロによると「もしそうさせてもらえてたなら、僕らが18歳の時に作ったであろうレコード」のための再結成です。
初レコーディング作品のタイトルは『The Resurrection Of Rust』で、ラスティが1972年のステージで披露していたセットリストから選ばれた6曲の新録音が収録されます。
収録内容は、ニック・ロウが在籍したブリンズリー・シュウォーツの「Surrender To The Rhythm」と「Don’t Lose Your Grip On Love」、ジム・フォードの「 I’m Ahead If I Can Quit While I’m Behind」のカヴァー、そしてオリジナル2曲「Warm House (And An Hour Of Joy)」(マクマナス作)と、「Maureen & Sam」(メイズとマクマナスの共作)を収録。またニール・ヤングの「Everybody Knows This Is Nowhere 」と「Dance Dance Dance」は1曲にアレンジされ、後者ではコステロがエレクトリック・ヴァイオリンを初披露しています。
『The Resurrection Of Rust』のプロデュースはエルヴィス・コステロとセバスチャン・クリス(コステロの近作のプロデューサー)で、演奏にはコステロのバンドのジ・インポスターズも参加しています。
日本盤CDには、当時の貴重なデモ音源1曲がボーナストラックとして追加収録されます。
『The Resurrection Of Rust』は2022年5月29日にリーズで開始した全英ツアーの会場で先行販売されています。
一般発売は6月10日にCDとデジタル配信が開始、夏以降にアナログレコードのリリースも予定されています。日本盤CDは7月20日発売
■『The Resurrection Of Rust』
1. Surrender To The Rhythm
2. I’m Ahead If I Can Quit While I’m Behind
3. Warm House (And An Hour Of Joy)
4. Don’t Lose Your Grip On Love
5. Maureen & Sam
6. Everybody Knows This Is Nowhere / Dance Dance Dance
7. Silver Minute *日本盤CDボーナストラック