メタリカのロバート・トゥルージロ　若いミュージシャンにバンド活動で大切なことをアドバイス「人間関係が大事」

メタリカ（Metallica）のロバート・トゥルージロ（Robert Trujillo）は、出演したポッドキャスト『The Ex-Man With Doc Coyle』のインタビューの中で、若いミュージシャンにバンド活動で大切なことをアドバイスしています。

「バンドをやっているときは、人間関係が大事なんだ。クリエイティブな人は、個人としてみた場合、人としてとても複雑な存在になることがある。演奏ができることは一つの要素だ。演奏ができること...それはドアを通過するために必要なことだ。でも、新しい家族になる人たちとは、しっかりとした個人として付き合わなければならないんだ。多くの場合、そのバンドでは他の状況では経験できないような役割を担うことになる。プレイヤーとしてだけでなく、言うまでもなく友人として、サポーターとして、責任を持ち続けることが不可欠なんだ」

「オジー（オズボーン）や（アリス・イン・チェインズの）ジェリー・カントレルなど、僕がこれまで在籍したバンドは、失礼かもしれないけど、みんな（ドラッグやパーティに関して）人生最悪の状態だった。その時、“よし、どうやってこれを成功させるか？どうすれば火山が噴火するのを防げるんだ？”と考えたんだ」

彼はその理由を、その場の空気を読んで、誰がどのような感情を抱いているかを把握し、その情報を使って、その場にポジティブな雰囲気を最大限に維持することができるようになるためだと述べています。また、バンドは家族同然なので、友人や家族との交流から学んだことをバンドに生かすように呼びかけています。

「息子のタイは、いくつかのバンドに参加していて、人生を楽しんでいるから、そのことを強調したいんだ。彼には“ツアーではバランスをとり、周囲の人々のバランスをとりなさい”と言っている。責任を持って、自分の役割を果たすんだとね」